un deux droit

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他人の死は哀しい

同僚の女性が亡くなった。くも膜下出血だった。 健康に問題があるようには見えなかったし、先週まで普通にチャットのやり取りをしていたので、今ひとつ現実感がない。これが死というやつなのか。とても明るい人だった。特段一緒に仕事をしたことはないのだが…

冬眠終了のお知らせ

2024年に入ってからソシャゲや漫喫やらにハマって就業時間中に退廃的な暮らし(オイ)をし、ブログもまともに更新していなかったが、ようやく少し飽きがきた。最も建設的な日々を送りたい。社会のためになる勤労をし、体を鍛え、読書に励みたくなってきた。ど…

夫婦喧嘩の後遺症

会社の先輩を仕事で福岡に呼んだので、一緒にランチ。お互い年を取ったのもあるのかもだけれど、大して会話が盛り上がることもなくタイムアップ。昔はよく新宿で、馬鹿なノリで飲み明かしたものなのだが、実はそんなに心許していたわけでもなく、私が鈍感で…

弾丸神戸

人生で二度目の神戸は大荒れのお天気。電車遅延しまくりで終始落ち着かず、神戸らしいものを楽しむこともなくいそいそと博多に帰っている。新幹線から姫路城を見て、阪神電鉄から甲子園球場を垣間見た。観光地とは違う、日常の神戸からは、かつてよく営業で…

50/3000

勤め先の広報紙とwebサイトに掲載される原稿を書き上げた。3,000字。私の個人的見解にすぎないブツが、勤め先の企業を代表した形での「オピニオン」として公開されるんだから、ほんとこの会社のガバナンスどうなってんねんって毎回思う。旧twitterアカウント…

門出を軽視し続けて

3月にセミナーを依頼していた講師から、「一人娘の小学校の卒業式とかぶっていたことが判明したので、別の講師に差し替えてほしい」という依頼があった。昨年のうちに契約書を交わしている案件で、受講者は100名規模、会場も抑えて先方の社内で告知も始まっ…

うどん屋は手水舎の如し

今日は御茶ノ水で仕事。同行者に湯島聖堂があるよ、と言われたので立ち寄ってみる。孔子でけぇよ。 ここで江戸時代のお偉方が儒教的価値観をせっせと蓄えていったのか、と斜に構えて眺める。 楷書体の「楷」とはこの木のことだそうだ。江戸時代までは日本に…

収入額よりコスパ

せっかく東京に来たので、会社を辞めた元同僚と飲んできた。2個上の先輩は外資系コンサルに転職して年収2000万、個人事業主として独立した5個下の後輩は年商1000万。年収500万で低空飛行している自分とはもう取り返しのつかない差が開いてしまった。それで…

手応えは雪のように軽く

今年最後の大仕事が終わった。ある会社の中期ビジョンを策定するワークショップ。プロジェクトメンバーと1年かけて何度もワークショップを行い、本日ついに完成した。終了後の懇親会もそこそこ盛り上がり、「一緒にやってくれなかったらここまでの完成度には…

謙虚って何だ

今週の仕事は周囲からの協力、理解や共感を得ることができず、空しさを感じてばかりだった。定型でない意識調査の依頼がお客さんからあったのだが、「あの人ならわかるかも」とたらい回しにあった挙げ句、リサーチャー全体がキャパ的に対応できないことが最…

四六時中も好きと言ってやるかよ

昨日は専務が福岡に来た。ここ数年、この時期にわざわざ私と話すためだけにやってくる。いつも3時間ほど話し込んで帰るのだが、その会談があったことによって会社の方向性に大きく影響があったとか、自分の待遇が改善したとか、そういう恩恵は特になかった。…

It's not my businessの成れの果て

ここ最近、仕事をしていて空しさを感じる日が続いている。本社が東京の会社に所属しながら独り福岡で働いているのは、とても気楽で自由な反面、誰からも無視されているような錯覚に陥るのだ。勤め先はいつまでも辞めない老害と化した経営陣が、誰からのニー…

飲み会の意義を飲んでいる最中に自問する

先日、セミナー講師の仕事があり、その後の懇親会まで参加してきた。このセミナーの仕事は、知識や技術の習得というよりワークショップとそのためのチームビルディングの要素がある。そのせいか、開催は2ヶ月に1回の全6回シリーズのカリキュラムで、毎回懇親…

苦情と激励

本日は1日中スマホでテキストを打ちまくっていた。文章生成能力が擦り切れ、就寝前は吐き気に苦しんだ。午前中は、ある顧客との契約解除を営業に持ちかけて一悶着あった。 自分が運営しているサービスを利用する顧客の中で、こちらの用意した利用規約をまる…

僕らはみんな権力格差の呪いにかかっている

今週の仕事はその大半が新規事業のトラブルシューティングに費やされ、残り1日を真面目に勤労する意欲が摩耗しきっている。 トラブルの相手先は某大手金融業。私と同期の執行役員営業部長が鼻息荒く取ってきた仕事だ。最初に聞かされた条件は酷いもので、試…

ゆとりないですがなにか

今日は見たかった映画の公開日。しかし、商談がこじれている同僚Aの尻拭いアポイントが控えていた。しばし思案した挙げ句、狙った上映時間帯の1時間半前にイオンの駐車場に停め、車中でオンラインアポを片付けてから悠々と映画鑑賞に向かおうと画策した。し…

最初の一押し屋さん

最後の点滴を投与してもらい、本日をもって肺炎闘病生活が終了した。入院はしなかったものの、先週金曜から毎日総合病院に通院して30分の点滴をして帰る生活はなかなかにしんどかった。病院の待合室でスマホのテザリングを駆使して、点滴をつなぎながらパソ…

営業社員の性

今期はほとんど営業活動をせず、新規事業と広報誌の執筆に勤務時間を充てている。新規事業と広報誌だけでも十分に貢献度の高い仕事と自負しているのに、頑なに営業目標を外さなかった営業部長への当てこすりだ。おれは営業はやらんと言った。お前が他2つの…

陽炎

9月の勤務が終わった。9月は東京に行くはずの機会が三度あったが、どれもオンラインで済ませた。一つはインタビュー、一つは全社会議、一つは座談会のファシリテーター。会議はともかくとして、残りの二つは自分が場を回すのに、わたしだけが現地にいない、…

「キャリア・オーナーシップ」は「プロジェクト・オーナーシップ」から

妻が会社を転職して1週間、早くも妻が悟ったのは、「会社は存在しない」ということだった。 名のある大手の社員証、都心のきらきらしたオフィスを一瞬だけかすったものの、翌日以降は自宅でオンライン会議の連続。Zoomの背景は会社公式のものをもらったが、…

エウレカ!(違う)

ようやく体調が戻ってきた。全身に浸透していた不快感が雲散霧消すると、今度は対極の多幸感、全能感までブーストしていった。なんでもできるという気になり、先週依頼されていながら1文字も書けていなかった企画書を1時間ほどで仕上げる。顧客からは即レス…

勇者とエクスカリバー

妻が転職した。アサインされるチームメンバーとの顔合わせをしに、明日から早速東京に行く。ほんの2日間だが、気持ちの安らぐワンオペ生活を満喫する予定。妻が不意に、前職を辞めた理由について語り始めた。その理由の一つとして意外だったのが、「会社役員…

希少な元気の無駄遣い

一昨日、昨日と広報紙の原稿を1本ずつ入稿し、今日は企画したオンラインイベントの司会進行。ずーっとアウトプットばっかりで脳内スッカスカのカスッカスです。企画書を書かなきゃならないけどもう脳みそがこれ以上働くことを拒否しているのでもう今日は帰り…

奴隷根性・社畜精神の絶望的な構造

午前中、新規事業のチームメンバーと定例会議をした。議題は、事業部主催のイベントの開催方法についてだ。我々の部署では、今月から来月にかけて立て続けに、無料で参加できるイベントを企画していた。社内外に告知を始めてから数日後、営業部門の管理職よ…

ストライキを意味あるものにするのは私達の責任

そごう・西武労働組合が8月31日にストライキを打った、というニュースを目にした。事実関係が一番簡潔にまとまってるのは以下の記事かな。日本の新聞では断片的にしかわからないのがなんとも情けない。 www.bloomberg.co.jp組合員は4000人いて、そのうち西武…

欠席裁判

会社の同期を怒らせてしまった。広報誌の企画で座談会とインタビューの企画を考える際、その同期のいないところで話をまとめたことを憤慨されたのだ。その同期は私の前任の編集責任者で、今は別の役割を担っている。だから厳密に言えば企画に携わらせる義理…

酒と金の話にうんざり

研修講師として働いたあとの飲み会終了。セミナー自体がうまく行って、安堵と高揚で楽しかったような気がするけれど、内容はあまり覚えていないし、別になくても良い回だったなと思う。お酒も不要ならば、夜間に会う必要もない。対面でなくても構わない。昼…

あなたの予定に価値はない

お盆休み最終日。休日の過ごし方はもうネタ切れで、妻とのいざこざネタもこすり倒し、外食にも胃が疲れてきてしまって、平日のありがたみを感じる。明日が待ち遠しい。来月末に東京出張があるのだが、義母はその日に予定があることが発覚し、当然妻も私の予…

君はなぜ転職ができないのか

妻が転職を決めた。 いわゆる一つのメガベンチャーというところ。労働環境は給料良し、裁量多し、オフィス良し、福利厚生多し。人材は頭良し、性格良し、やる気ありという文句の付けようがない好待遇をGETしたようだ。妻は家庭では難ありありだが、仕事では…

性悪説というより性弱説

勤め先で経理を担当していた執行役員が、横領していた。被害額としては200万程度と割と軽微で、全額返金されたということもあり、刑事事件にはせずに依願退職という形を取るようだ。社長は可愛がっていた側近に裏切られ、憔悴していた。 心底信頼し、会社の…