un deux droit

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課長の世界は島耕作すぎた

管理職になって最初の週を終えた。チームメンバーとの目標設定面談や勤怠管理、見積もりの捺印など、正直自己管理でいいよねって思ってしまう事柄を細々と拾っていく作業にかなり時間を取られた。また、なにかにつけてお伺いを立てられるようになり、それでもまた時間を取られる。管理したいのは事業そのものなのに、メンバーの方向性や、不安や心配といったお気持ちのメンテナンスが主たる仕事になり、コレジャナイ感の強い5日間だった。

面白いのは、私自身は3月31日と4月1日で何の変化もないのに、周囲の見る目が変わったことだ。いままではほぼ無視に近い扱いだったのに、視線が向けられる、話しかけられる、しかも好意的に、更には頼んでもいない情報までくれたりして。肩書一つでこんなに忖度されます?私の進める新規事業についても、これまで全く関心を払ってなかった部門のリーダーが一緒にコラボしようと話しかけてきたりして、皆さん現金ですね、と思ってしまう。こういう扱いもどうせ一過性のものだから、浮かれることなく、ボーナスタイムと割り切って利用できることは利用し尽くす所存。こんな好意的な協力姿勢がみんなにあれば、この新規事業もっと軌道に乗るの早かったのに、という点だけが悔しい。

更に余談でいうと、女性から言い寄られるケースが複数発生。あんどうさんって気さくで面白いですね、新規でここまで事業を育てるなんて素敵、カッコいい、みたいな感じで尊敬の念を示される。お菓子や手作りのパンをくれたりする。ランチや飲み会に誘われるし、こちらから声かけたら人が群がる。君たち3/31まで私のこと無視してたよね。まぁでも常人ならここで増長しちゃって足元掬われるんだろね。程々に楽しみます。とりあえず私次第で不倫関係に突入可能な2名の女性について、取り扱いに細心の注意を払うこととする。

問題はこれだけの取り巻きを楽しませてあげられるだけの軍資金がないこと。社長、立場に見合った給与増額頼みますよ。