un deux droit

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お目こぼしの余白に価値を感じる

大阪の清風高校で、試験のカンニングが発覚した生徒の自殺し、学校の対応の不手際について両親が損害賠償を訴えた、というニュースがあった。該当の生徒は、教師から卑怯者と詰られ、大学推薦対象からの除外、反省文提出などを求められたようだ。 自分自身の…

つべこべ言わずに、若者にいい思いさせてやろうぜ

白饅頭さん曰く:少なくとも2020年代の世界において、出生率に影響しているのは経済的な豊かさではない。世の中ではよく「お金に余裕がないから子どもをつくれない」といったもっともらしい説明がなされ、それに多くの人が納得しているが、はっきり言ってし…

大衆を幸せにしない理屈に耳を貸すな

昨日、フォローしてるブロガー (id:edoandlee)さんがAbemaTVの生放送に出演するというので、Abemaのアプリを落として予定放映時刻のちょっと前から配信に繋いでスタンバっていた。TV番組の放映に合わせて待機する、って事自体がなんだか久しぶりのことだ。見…

オープンワールド厨は吉野ケ里に行け

先日、子どもの遊び場目当てで吉野ケ里歴史公園に訪れたら、遊び場以外のところがすごすぎて遊ぶ時間がなくなってしまった。天気が抜群に良かったせいもあるが、未知の世界を探検するワクワク感があって興奮した。オープンワールドのゲームがもてはやされて…

女児、半日会わざれば刮目して見よ

夕方、次女を保育園に迎えに行ったら、今まで一緒に遊んでいるのを見たこともない、名前も知らない男女四人組で、楽しそうに砂場遊びをしていた。「〇〇くんと△△ちゃんと□□くんだよ」と、何を今更と呆れたような口ぶりで、次女はニューフェイスの紹介を片付…

性悪説というより性弱説

勤め先で経理を担当していた執行役員が、横領していた。被害額としては200万程度と割と軽微で、全額返金されたということもあり、刑事事件にはせずに依願退職という形を取るようだ。社長は可愛がっていた側近に裏切られ、憔悴していた。 心底信頼し、会社の…

親と病原菌と死生観

昨日は久々に実家の両親とLine通話をした。地元の隣町で採れた果物を送ってくれたことへの御礼を、子ども達に伝えさせた。博多弁全開の娘達と息子の姿を見て気圧されたのか、笑顔を見せながらも所在なさげな両親達。いくら親族とはいえ、親近感は湧きにくい…

10km走と3匹の犬

久方ぶりのランニング。今日はタイムを気にせず、10km完走することだけを目指した。とにかく長時間継続して身体を動かし続けたい衝動に駆られた。まずは1km6分のゆったりペースで走り始める。走るというより、振動で身体をほぐす感じ。身体が喜んでいる。ふ…

継続こそ才能なり

長女が今月頭から、夕食時に卵焼きを焼くことにハマっている。どんな献立でもお構いなしに卵焼き。これがなかなか味付けや焼き加減が上手で、褒めているうちに習慣になった。そんな彼女が、今日の調理の際、フライパンを触ってしまい手の甲を火傷した。ちょ…

見極めるべきは本人よりも親と実家

長女が猫を欲しがっている。私はペットを飼ったことがないし、飼いたいと思ったこともない。飼うことを検討することに時間と頭を使うことも惜しいと思っていたところで、妻の教育熱に火がついてしまった。子どもはすぐ巣立つ。どうせ飼うなら早い方が良かろ…

首輪としての札束

「男に子育てさせるのは、自然の摂理に反している」昨日、一緒に酒を飲んだ五十代男性会社員の方から、このようなご発言をいただいた。彼が言う「自然の摂理」というのが一体何を指すのかよくわからないが、とにかく女性が子育てに集中できない環境を作って…

レンタサイクルから見える未来予想図

昨夜、明日のランチどうしようかな~博多駅周辺の店に飽きたな~なんて漫然と考えていると、「そういえばオフィスにレンタサイクルついてるじゃん」ってことを不意に思いだした。博多駅周辺は行きつくしたし、ちょっと高いし、並ぶし、取り留めて美味しくは…

【書評】國分功一郎『目的への抵抗』

先日、フォローしているブロガーさんが紹介していた『暇と退屈の経済学』という本を読んでみたところ、たいへん面白かった。するとその「続編」と題した新書が書店に並んでいたので即買い。タイトルがまた良い。目的への抵抗。ありふれた言葉どうしをくっつ…

こじれた豊かさの概念

昨日は長女の誕生会。娘は祖母を家に招きたいと言ったが、妻が客人を家に招くことをひどく嫌うので祖母の家にお邪魔することに。人を招くにはしっかりと家を整備しなければならない→しかしその手間が惜しい。めちゃ疲れる→招きたくない、というロジックなの…

恋愛が楽しい人と結婚生活が楽しい人は異なる

昨日は会社の同期が福岡に来た。 私の担当するお客さんの、セミナー講師として。三度の飯よりハワイ好き。学生時代は茶褐色の肌に金髪を靡かせて、数百人擁する巨大飲みサークルの総長を張っていた、根っからのパリピ。そんな、自分とは何一つ共通項のない女…

ダメの貯金

今日は広報誌の編集会議の日。かねてから検討していた広報誌の冊子名リニューアル案について、メンバーに提示してみた。みな一様にいいねと反応があったが、右腕として頼りにしているメンバーが一人難色を示した。冊子名はこのまま変更なしで良いのではない…

中田敦彦とベクトルだけ一緒

あちこちオードリーにオリエンタルラジオがゲストで登場していた。流し見のつもりだったのに、あっちゃん(中田敦彦)の言葉が今の自分に刺さりすぎて、いつの間にか目が離せなくなった。そして、TVerで2週目を見てしまった。オリエンタルラジオといえば吉本を…

オープンワールドはすぐそこに

子猫の譲渡会があるとのことで隣町の市民ホールにでかけた。譲渡会の規模が思ったよりもこじんまりとしたもので、30分ほどで手持ち無沙汰になってしまう。すると長女が、久々に児童館に行きたい、というので、隣接する児童館まで足を運ぶことに。ここの施設…

丸投げと信託の境目

今日は顧客に年3回送付する会報誌の企画会議。4月から名ばかり編集長という名誉職をいただいたので、次号より私の名前が編集責任者という項目に小さく小さく記載される。その記念すべき初回号について、全体コンセプト、各号のコンセプト、連載記事のコンセ…

自分なりの『幸せのカテゴリー』

数年に一度、学生時代に付き合っていた人とご飯を食べに行くことがある。昨日はその久々の夜だった。 付き合っていたのはもう20年近く前になろうとしている。お互い別々の人と結婚したし、生活空間も生活水準もキャリアもまるで別の世界の人になってしまった…

仕事は頑張るな

「今年、一番キツかった仕事は何ですか?」 昨日社長との面談でこう問われた。 勤め先では毎年3月になると、全社員対象に社長との1on1ミーティングが設定される。開催の目的は、普段関わりの少ない社員の「日々の頑張り」を直接聞く、ことにあるらしい。人事…

誰もが誰とも紙一重

人は誰しもそれなりに脛に傷を持つエピソードは持っていて、たまたまそれが露見することなく時が過ぎ、あたかも聖人君主のように平気な顔をして暮らしている。何一つ後ろ指を指されるようなエピソードを持たない人などいない。長く生きていれば、警察に厄介…

妻の看病で休むのはアリか?ナシか?

子ども二人は平熱に戻り、無事それぞれ出勤。妻だけが38℃台の熱でダウンしている。3人ダウンよりは随分状況改善したので終わりが見えてきた感がある。あとは私が感染して元の木阿弥にしなければよいだけ。ふと、子どもの看病のときは平気で休んだが、病人が…

家庭を持つ資格

次女に続き、長女も妻も発熱でダウン。会社は早退するわ諸々の会議はペンディングだわ義母の協力を得てあれこれ買い出ししなきゃだわでてんやわんや。奇跡的に現在全員就寝中でひとときの休息を得ている。この二日間、保育園に次女を預けては差し戻し、妻に…

私たちはどのみち出世できない

昨日、「星降る夜に」の録画を再生し、吉高由里子かわえ~とメロメロしていたらスマホが振動。何じゃこのクソ忙しいときにと思いながら視線をスマホに移すと、前に取材を受けた新聞記者から久々のメール。岸田首相がプチ炎上していた「育休中のリスキリング…

行動の底知れぬ効用

自分は昔から「モノづくり」はやらないが、「コトづくり」に関しては割と熱中してしまうところがある。 新しいサークルを作ったり、既存の組織の中に新たな機能を持たせたり、プロジェクトを立ち上げたり、イベントを開催したり、というものだ。形あるもので…

やりたいことをやるだけさ(パクリ)

5年ぶりにテニスのラケットを押し入れから引っ張り出して来て、近所のテニスコートへ壁打ちに行ってきた。ガットが固くなってたり、シューズのゴムが劣化してたりするかなと思いきや、特に問題はなかった。体の劣化も懸念したが、特に衰えもなく、むしろ制御…

子を産むことへの社会的圧力を減らそう

昨日は育休から復帰した女性の同僚とオンラインで営業の打ち合わせをした。元々痩せ型だったが更に痩せ細って頬がこけていた。快活なキャラクターはそのままなのだが見た目が変わりすぎていて動揺を隠せない。控えめに言って5歳は老け込んだ感じ。在宅なの…

雨竜は地名です

試されてください。

支配と自律の共依存

自律も過ぎると人を支配する引力があるってね。それを心の弱さと断罪するのは世知辛いよ。