un deux droit

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世代はわきまえずに、乗り越えるもの

マネージャー2週目は部門間の目標調整と、メンバーの目標設定に費やされる。1on1を設定しようとするも、都度何でも相談できてるし、なにか問題あったらすぐ呼びつけるので、それとは別に定期設定は不要と断られる。部下の側には必要なくても、上司の側が淋しいんだよということは部下が、上司になったときに気づいてくれるだろう。

今週は週の頭に東京出張があったため、あらかじめ他部署の後輩をカラオケに誘った。これからは部門を越えて顔が利いたほうが仕事も進めやすかろう、という思惑もあり、単に自分が羽根を伸ばしたかったからでもあり。人集めは難航するかと思いきや、5人ほどすぐに調達できた。

当日はカラオケに行く前に焼肉屋に馳せ参じる。集まった同僚はほとんど関わりない人たちだったし、みな7〜15歳年下だったけど、酒が入るとみな暴露トークが止まらなくて盛り上がった。自分が実年齢ほど風格ないおかげか適度にいじられたり口調もくだけてきてくれて居心地がよかった。お会計は、たまにのことだから、と全部奢ってやると、普段そういうことはされないみたいで恐縮していたが、自分だったらよく知らないオジサンとメシ行って5000円使うのは嫌なので、ここは礼儀として押し切った。カラオケは折半ね、という落とし所にして。

カラオケも勢いそのままに馬鹿騒ぎ。令和の若者も歌う歌こそ違えどノリは同じだった。まだまだいける空気ではあったものの、終電に余裕ある23時前に解散。ちょっと物足りないくらいに切り上げるよう心がけた。この辺のタイミング間違うととたんに苦痛になるから。もう一軒行きたい元気なやつは、それこそ若い人同士で行けば良いのだ。

翌日のオフィスでは、昨日のメンバーで楽しかったね、また行きましょーと騒いでいると、なになに、と人だかりができる。あんどうさん、そういう遊びするんすね、ずるい次誘ってくださいよ〜、とまた次のつながりができる。こうやって人とレジャーを変えて、特定の人の負担にならないように薄く広く、1年かけて顔なじみを増やしていこうと思う。

若手はベテランと定時後まで過ごしたくないと決めつけている人が多いけど、お金を出して、先輩風を抑えて、相手に興味を持って、時間と規律を守って、なにより自分自身が素の状態で楽しんでいれば、年齢差や性別関係なく結構懐いてくれる。自分も若い人から学ぶことはたくさんあるし、私も若い人の刺激になるものもいくらかは提供できているはず。同じ世代の安全なところで固まっていても人間の幅は広がらず、人生の充実度はジリ貧になるばかり。お小遣いの上限と、ハラスメントにならない距離感ギリギリの危ない橋を渡り続けようと思う。