un deux droit

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50/3000

勤め先の広報紙とwebサイトに掲載される原稿を書き上げた。3,000字。私の個人的見解にすぎないブツが、勤め先の企業を代表した形での「オピニオン」として公開されるんだから、ほんとこの会社のガバナンスどうなってんねんって毎回思う。旧twitterアカウントの「中の人」レベルじゃないのよ。社長のゴーストライターみたいなもんよ。もっと金くれ。

卒論書くのが嫌すぎて卒論のない学部を選ぶような私が、こうやってブログにせこせこ駄文を連ねて、あまつさえ「編集長」の肩書で広報物を発行するような仕事に携わるんだから、人生はよくわからない。文章を生成するのに逃げてきた分のツケが30代後半に一気に押し寄せていている。いや3,000字で大げさな、と思うかもだけど、それくらい文章を書くのが自分にとっては苦行なのだ。

じゃあなんでそんなマゾヒストみたいな労働してんのかって話だけど、3000文字のなかの僅か40~50文字くらいの一小節、「あ、ここは『あんどう節』がきかせられたな」という文章が生成されて、その瞬間の陶酔が、気持ちいいのだ。ただそれだけ。「この味はここでしか味わえないね」という感じ。それとて内田樹や小田嶋隆の受け売りなんだけど、まぁ「四川飯店」みたいなもんさ、と気にしないようにしている。誰だって誰かが師匠だよね。

とりあえずカラオケいきてー。明日から休み嫌じゃー。子どもの世話嫌じゃー。