un deux droit

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営業社員の性

今期はほとんど営業活動をせず、新規事業と広報誌の執筆に勤務時間を充てている。新規事業と広報誌だけでも十分に貢献度の高い仕事と自負しているのに、頑なに営業目標を外さなかった営業部長への当てこすりだ。おれは営業はやらんと言った。お前が他2つの役割の価値を理解せず、営業の片手間でできると判断し、営業目標の付加をやめなかった。そっちがその気ならと目標は完全に無視して、顧客から問い合わせがあったものだけを捌く、という最低限の貢献だけをすることにした。目標値は営業だけを一年間やっていて到達するかどうかのふざけた水準で、全く私の新規事業と広報業務を舐めているとしか思えない。案の定というべきか、これまでずっと500万ショートくらいの水準で推移してきた。てか反響営業だけで500万ショートで済んでる事自体を褒めてもらいたいくらい。販管費ミニマムにしてるんだから利益率高いはず。そのせいでまぁまぁしっかり工数を取られて、新規事業と広報業務に支障をきたしている。

そんな強がっている私でも、10年近く営業をやってきた人間の性で、目標数値をぶら下げられると、それが如何に不当なものであってもどうしても気になってしまう。数字を眺めていると、なにか自分が不足しているような感覚に陥る。いや、これは無視していいのだと何度言い聞かせても、他の営業はこのいきさつを知らないし、未達で下に見られるのは我慢ならないとか、余計なノイズが脳内を駆け巡る。その結果、つまらない電話を顧客にかけたりして、そこからまた仕事を引っ張ってきたりして自分の首を絞めたりしてしまう。

今日も魔が差してある顧客にアプローチしたら、短納期の高額案件を引いてしまった。これでまた作業時間が奪われるし、これを納品したら目標達成が見えてしまう。片手間で目標達成できてしまうことは誇らしい反面、ほらやっぱり三足のわらじでやれんじゃん、来年もよろしくとなってしまう事態を招きかねない。いや、ここは目標は目標としていかに不服であっても社会人としてきっちり達成しつつ、主張は主張としてしっかり通すのが筋だろう。こうやってズルズル営業部長の首輪の外れない日々を過ごすのだなあ。