un deux droit

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2023-01-01から1年間の記事一覧

不労所得にはまだ早い

新規事業の契約ペースが鈍ってきて、暇になってきた。とりあえず検討中、という企業はそれなりにあるので、吉報をのんきに待っていたい気持ちもあるのだが、全部だめでしたってなったときに、開店休業中の私に無駄飯を食わせ続けておくほど会社もバカではな…

女亭主元気で留守がいい

妻がピリピリしている。生理ではない。転職活動のせいだ。長らく携わっていた楽勝プロジェクトが終わってしまい、別のプロジェクトの何処かに放り込まれることが決まった妻は、どうせ別の仕事をやらされるなら、と転職活動を始めた。すると一週間で、東証プ…

感受性の消費期限と感受性を刺激する手段取得との残酷なタイムラグ

雨が続くので、子ども達と家にあるボードゲームを引っ張り出して遊ぶ。チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ、ウボンゴ3D、アグリコラ、テーベの東。ごきぶりポーカー、パンデミック、あやつり人形は、まだ流石に概念が分からなかろうと思って公開していない。…

親と病原菌と死生観

昨日は久々に実家の両親とLine通話をした。地元の隣町で採れた果物を送ってくれたことへの御礼を、子ども達に伝えさせた。博多弁全開の娘達と息子の姿を見て気圧されたのか、笑顔を見せながらも所在なさげな両親達。いくら親族とはいえ、親近感は湧きにくい…

対面の人間関係において、学歴は知りたいが教えたくないもの

「小田嶋隆の学歴論」を読んだ。人はなぜ、人の学歴を尺度にして人の価値を測れずにはいられないのか。学歴なんか関係ない、意味はない、有害だと言いながら、自分の子どもには死にものぐるいで学歴を与えたがるのか。学歴に囚われまい、と考えること自体が…

博多区住吉「煮魚少年」

本日のランチ。サバの味噌煮が売りということで、前々から行きたいなと思っていたお店。 2日間じっくり煮込んだおかけで、味が染みまくって、骨ごと食べられるという触れ込み。 いざ実食。 うむ、確かにうまい。 しかし感動がない。 なぜだろうと思いながら…

自画自賛というより自己洗脳

昨日、小2の娘が持ち帰ってきた広報紙。 ん?んんん??????アンケートというのは、回答者の人数と属性の分布、そして回答形式(匿名か否か)をしっかり確認しないといけないですね、という事例。 教員がPTAに否定的な回答をするメリットがないし、PTAの会…

切符を切られました

ささやかにでも光が当たると、自らに泥水を浴びせて「つまらぬものですが」とお目汚しをし、人払いをして、アンダーグラウンドにこもりたくてたまらなくなる偏屈な性分でございます。てなわけで、お一つ恥さらし。 先日、スマホをいじりながら自転車を漕いで…

福岡市中央区赤坂「中華そば栄」

天神にアポイントがあったので、ちょっと足を延ばして入店。 ドロッとした濃厚スープ。無化調を売りにしているが、味わいがしっかりある。味が濃いのに塩辛く感じない、というのがなんとも不思議。 中華そばなのかと問われると中華そばではないんじゃないか…

10km走と3匹の犬

久方ぶりのランニング。今日はタイムを気にせず、10km完走することだけを目指した。とにかく長時間継続して身体を動かし続けたい衝動に駆られた。まずは1km6分のゆったりペースで走り始める。走るというより、振動で身体をほぐす感じ。身体が喜んでいる。ふ…

苦手な顔

先週の平日3日間、後輩の女性が福岡に出張で来ていた。普段は一人で仕事をしているので、来訪者の存在は基本的にありがたい。けれどもなぜか彼女とは、同じ空間にいるとなんとも居心地が悪い。彼女はコミュニケーション能力が高く、私にない感性やひらめきを…

【書評】三体0 球状閃電

三体シリーズはもうおなか一杯かなと思って読むのを避けていたのだが、劉 慈欣の世界観に浸るおクスリが切れてきたので、結局充填。厳密には三体と無関係の本作だが、本作単体として十分面白かった。球状の雷の正体は何なのか。そしてそれはどのようにして発…

博多区住吉「杏仁坊主」

本日のランチ。前に杏仁荘のほうへ足を運んだら臨時休業でランチにありつけず、系列店で再チャレンジ。黒コショウのガツンと効いた麻婆豆腐。これはリピート確定です。微妙に中心地から外れているだけあって、比較的待たずに食べられる絶品中華。次は麺類+…

文章自体は凡庸でいい

はてなブログで有料記事が書けるようになったわけだが、このご時世、個人や広報媒体に紐づいたブランドの「あしらい」なく、純粋に文字列単体でお金になるものってなんだろうか、とふと考える。最初に思いついたのは、単なる文章ならもう同じようなものはど…

水耐性を手に入れた

福岡は昨日からゲリラ豪雨と晴天のハイブリッドレインボウ。夕立ちの時間帯のゲリラ豪雨はこれまでもあったけれど、早朝のゲリラ豪雨は珍しい気がする。気候は刻々と変わってゆく。福岡に来てから10数年。夏は傘を差すことがめっきり減った。いつも折り畳み…

博多区綱場町「やひろ屋」

博多区祇園にあったときに、何度か通っていた店に訪問。近くにつけ麺の「とまと屋」があり、めちゃくちゃ悩んだが初志貫徹。福岡で中華そばといえば、「寿限無」「らぁめん蔵持」「とら食堂」に続いてここが四天王かな。「中華そば栄」も近いうちに足を運ん…

保険としての有料記事

はてなブログで簡単に有料記事を作成できるようになった。これでnoteと類似の運用が可能になった。精神年齢が低いので、新しいおもちゃは早速使わねばと有料記事をいくつか作った。有料化したものとしては2種類あって、1つは別のブログを立ち上げて書いてい…

第一章 エイプリルフール 5

「じゃー、とりあえず部屋いこか」 金髪に促され、棟の入口上部の壁に、緑色のポスターカラーで「C」と殴り書きされた通路へと誘われた。 「そういや名前まだやったな、俺、山田って言うやけど、寮ではおはぎって呼ばれてるからよろしくな。たいした意味はな…

第一章 エイプリルフール 4

私の淡い期待は脆くも崩れ去った。全寮放送を聞いて集まった顔ぶれは、先ほどの回で新入生を捕獲できなかった「はずれくじ」の面々だった。 前回の反省を踏まえたつもりなのか、それぞれの部屋は趣向を変えた一芸を披露してきたが、どれも付け焼き刃の生煮え…

第一章 エイプリルフール 3

今、目の前で起きた一連の出来事をうまく咀嚼できずに呆然としながら列の進むに任せていると、私の入寮説明の番が回ってきた。通された机には小柄で短髪の女性がボロボロのちゃんちゃんこを羽織って肩を丸めて座っていた。そのあからさまな座敷童子スタイル…

第一章 エイプリルフール 2

穏便な生活を確保したいというささやかな願いは、寮に足を踏み入れて30分も立たないうちに打ち砕かれた。玄関先でまごついていると、上級生らしき人物に声をかけられ、促されるままホールの二階へと連れていかれた。二階の廊下には、よそ行きの格好をして一…

第一章 エイプリルフール 1

人身売買 今、私の目の前には、ダンボール製のプラカードが二枚差し出されている。一つには「寮歌部屋」、もう一つには「スポーツ愛好会」という文字が殴り書きされている。そのプラカードを持つ男二人は、どちらも屈強な身体を誇らせながら、不気味なまでに…

お前はもう(思考が)死んでいる

妻から散々「人の話をとるな」と言われ続けてきたので、人の話を取るまい、余計なクチは挟むまいと、相槌に徹する訓練を積んできた。そのことには成功したのか、「人の話を取るな」と言われることはなくなった。その代わりに、「人の話に関心を示せ」「自分…

朝ごはんが苦痛に感じるお年頃

ここ2ヶ月くらい、朝ごはんはずっとこれ。ヨーグルトにバナナを放り込んで、オリゴ糖を回しかけておしまい。昼夜の食欲はあまり変わらないけれど、朝はとにかく食べられなくなった。特に炭水化物。パンもご飯も入らない。年ですねぇ。老後2000万問題というの…

同音異義語に聞き耳を立てて

シェアオフィスのラウンジで作業していると、いろんな業種の商談が耳に入ってきて面白い。午前は、私の後ろで海運業の業者と港湾の業者が商談をしていた。港側の方が船側の方に、うちを使って荷下ろししてくれ、的な話。 港側が船側に、最近の業況を訪ねてい…

継続こそ才能なり

長女が今月頭から、夕食時に卵焼きを焼くことにハマっている。どんな献立でもお構いなしに卵焼き。これがなかなか味付けや焼き加減が上手で、褒めているうちに習慣になった。そんな彼女が、今日の調理の際、フライパンを触ってしまい手の甲を火傷した。ちょ…

あなたがしてくれなくても 最終話感想

好きなドラマが一つ終わってしまった。Twitter上では「時間返せ」の大合唱だが、私としては満足する結末だった。Twitter上では、誠とみちが結ばれるべきだ、という意見が多いようだが、なぜその結末を望む人が多いのか、ちょっと理解に苦しむ。 誠とみちは、…

再現不可能な仕事をやり遂げて

今日の仕事はセミナー講師。セミナー講師と言っても、学校の先生のように情報やノウハウをお伝えするのではなく、参加者の考えを引き出し、意見を集約するファシリテーターをやってきた。アウトプットそのものを直接生み出すことはできない。あくまで参加者…

小学校で得られる学び

本日は授業参観。平日ということで、まだまだ圧倒的に母親の参加が多いが、形見の狭くない程度には父親の姿がいた。1教室に2〜3人程度。自分の幼少期と比べて、授業参観の頻度がめちゃ多い気がする。2ヶ月に1回ペース。年1回とかじゃなかったっけ。これとは…

知らぬ間に築いていた「反・自分らしさ」の檻の中でもがいてゐる

今朝も午前11時まで妻の説教。本日のテーマは「自分の人生のコンセプト」について。抗争のきっかけは、裏庭の活用方法について、妻の構想を問うたことだった。「人に聞く前に、自分はどのように活用したいか自分の意見を考えて、それを言え。私が考えて、そ…