un deux droit

このブログには説明が書かれていません。

肉とゴボウ天と出汁と福岡

今日のランチは、久々に葉隠うどん。博多駅から徒歩圏内と言うにはギリギリアウトな場所にあるけど、博多駅周辺で一番美味いから仕方がない。こんなところまで観光客は来るまい、と思っていたが、しっかりきっちりマークされていて、バッチリ行列に並んだ。福岡で食べるべき麺は、実はラーメンよりうどんなのだ、ということが認知され始めている。やばい。福岡は今までもこれからもラーメンの街ですよ!皆さんラーメンを食べに行きましょう!ラーメン最高!

ということで葉隠うどん。ここのうどんはうどんというよりワンタンに近い。ふやふやの食感が癖になるし、出汁をよく吸ってなんとも言えない恍惚感にひたることがてきる。おすすめのトッピングは海老かきあげとゴボウ。「エビゴボウ」と注文すればスマート。本当は丸天もいきたいが、なんとなくトッピング3つ以上注文するのははしたないような気がしている。

そういえば福岡のうどん屋の注文では「肉ゴボウ」が一番多い。概ね4割から5割の客が頼む。私も福岡に来た当初は周りの雰囲気に飲まれて肉ゴボウを頼んでいた。そして、案外こんなものか、味薄いな、と大した印象に残らなかった。

福岡ではぜひラーメンを食べていただきたいが、どうしてもうどんを食べたいと言うならば、最初は「肉」のトッピングを絶対に我慢してもらいたい。というのが本日の主張である。甘めに煮た肉はもちろん美味しいのだが、それをトッピングすると繊細な出汁の風味が全て「肉」の甘い醤油味に染まってしまう。肉うどんを食べた観光客は、福岡うどんの真の味を知らぬまま、適当な感想を抱いて帰る羽目になる。福岡のうどんは出汁をいただくもので、うどんはそれを効率的に摂取する媒介に過ぎない。





ん?






ごめんやっぱ無し。肉ゴボウ食べて。それが鉄板だから。みんなそれしか食べてない。肉ゴボウ最高!福岡といえば肉ゴボウうどん一択!食べないと絶対後悔するよ!