un deux droit

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福岡は「焼き鳥県」を名乗るべき

今日は久々に子ども達を義母に預け、新居の打ち合わせに費やす。子ども達の面倒を風呂まで見てくれるというので、ご厚意に甘えてこれまた久々に夕食を外で食べることにする。

折角大人だけということで、焼き鳥をチョイス。焼き鳥を外で食べるなんて4年ぶりくらいかもしれない。かつて行きつけだった店にダメ元で電話してみると、幸運にも席が空いているとのことで予約をして入店。

「こころのこり」という希少部位が残ってたので急いで注文。ハツとキモの間の肉。ハツに目がない私にとって垂涎のご馳走。丁重に拝んでいただく。続いて豚バラ、ねぎま、肝、梅ささみ、牛サガリ、トマトモッツァレラ、エノキ豚バラ巻、トロ卵、シメは塩つくね。完璧中の完璧な晩餐となった。


福岡に遊びに来た人には、もつ鍋とか水炊きを期待されるのだけれど、個人的には福岡は焼き鳥の街だと思っている。焼き鳥がおすすめと言っても響くことがないので、他県の人を連れて行くことに成功したことはないのだが、ほんと勿体無いことである。B級グルメと思ったら大間違い。デートで連れて行っても全く問題ない洒落た店が沢山ある。決して煙たい店内でビールや安焼酎を煽る小汚いおっさんの巣窟ではない(そういう店もあるけど)。むしろ白ワインとか飲んじゃう感じ。日本酒なんかもこだわりのチョイスで全国の銘酒を味わえる店も多数。

サイドメニューもバグっていて、新鮮な刺盛なんかが当たり前に置いてあり。焼き鳥屋なのにまずは胡麻サバからスタート、なんてこともザラ。しめにはラーメン、焼きおにぎり、茶漬けあたりのチョイスが豊富にあり、焼き鳥で味わった興奮を突如として大いなる静謐で包み込む。「この茶漬けがメインディッシュで、今までの焼き鳥は壮大な前座だったのだ‥」と思い知らされる。

福岡県人のこだわり屋さんな側面が凝縮した店が豊富にあるので、一言さんはまずは騙されたと思って焼き鳥屋から足を運んでほしいと強く願う。