un deux droit

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独裁者のやり口

長女の誕生日が先日あり、私の両親から誕生日プレゼントをもらっていたので、お礼とともに、プレゼントに喜ぶ娘の写真をメールで送った。

そのことを妻に伝えたら「なんで送る前に相談しないの?」と即ギレ。子どもの背景に洗濯物など好ましくないものが写っていないか、妻自身が見切れていないかなどのチェックはしっかり行なったが、それでも一言断りを入れて事前に送る写真を共有してから送信をするべきだったと詰られる。そこから深夜2時まで延々7時間、エンドレスループでなぜ写真を義父母に送るのが不愉快なのか、滔々と説かれた。
親族間で勝手にデータを送って回されるリスク、私が送る写真に下着など致命的なプライベート情報が映り込んでいるのをを見落とすリスク、これを機にもっとクレクレと親が図に乗るリスク。話を整合すると、結局は私の両親に子どもの写真データを送ること自体が嫌なのだよね。生理なのもあるけれど、あまりの人間不信と管理掌握への執着に閉口してしまった。
夫が両親に子どもの写真を送ることの是非について、知恵袋にあたってみると、ちょうど妻のような人の投稿が見事に炎上していた。
異常、自己中、実権を全て握りたいと気が済まないタイプ、子どもは妻の所有物じゃない、束縛系。知恵袋が世間の常識だと思うのは危ういが、私の妻に感じている不審感をストレートに擁護してくれる意見が多く涙が出てきた。そして例え世間の平均的な価値観からいくら逸脱していても私が気に食わないものを遠慮する理由にはならない、と斥ける妻の高圧的で傲慢な態度に暗澹とした気持ちになる。
歩み寄りはしない。嫌なら家から出て行け。私は構わない。妻の論法は突き詰めるとこれだけ。あなたには常に選択の自由があるから私の考えに同調して離縁を選ばないのはあなたの主体的な意思で責任はあなたにあると嘯く。まあそのときは親権は私ですけどね。常に子どもを人質に取るような非対称な条件で対話など望むべくも無い。身代金目的の誘拐とほぼ同じ。あなたを服従させているわけではないと妻は主張するが、結局合わせ技で服従させている。卑怯なやり口だ。
そんなことが続いて私が無気力になり、家庭の運営に主体性を潜めると、私に依存している、対等な関係じゃなく上司部下関係だ、という板挟みをしてくるんだけど、全て自分の思い通りにしたければ相手の主体性を殲滅するしかないし、対等な関係で負担も等分したいなら思い通りにならないことについて受容しなければならない。あなたの欲求は空集合だ。精神が摩耗して早く自分の頭がイカれて欲しいのに、意外と人間丈夫で困る。