un deux droit

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男性育休の困難

育休体験を語る機会が来週にあり、参考図書として読んだ。最初の育休はもう5年も前で、自分がどんな葛藤を抱いていたか、周囲の雰囲気がどうだったか、記憶が曖昧なところがあって良いリハビリになった。
良いなと思ったのはそんなに意識高い系じゃない人達でも育休取得した事例が豊富だったこと。育休取得者を美化せず、単に妻との良好な関係を継続したかった、仕事が行き詰まってしばらく離れる口実が欲しかった、など、あまり語られないリアルな実相が書かれている。
結果的に育休取るという選択をした男性でも、妻から再三文句言われても意識の変化が鈍かった感じなんかもリアル。育休取得した時点でもう別の人種くらい理解し難い存在として突き放されてしまうけれど、俺とお前はほとんど変わらんのよ、ということを多くの男性に感じてもらえる一冊だと思う。まあほぼ全ての男性が手に取ることはなさそうな本だけど。