急に暇になったので全部のコントをひと通り見てみた。
自分にとっての評価ポイントは以下の通り。
- 設定の独創性
今までに見たことのない設定かどうか。
- 芸人の表現力
この芸人さんでないとできないネタかどうか。
- ネタの構成
純粋に面白いかどうか。テンポやピークの作り方、オチまでの持っていき方など。
1stステージ
- クロコップ 88
独創性 A
あっちむいてホイをとことんこすり倒す。
表現力 C
特に印象に残るキャラではなかった。
構成 C
出だしが一番面白く、それを超える盛り上がりはなかったかな。
- ネルソンズ 89
独創性 C
結婚式に元彼乱入という、割とありがちな設定。
表現力 A
坊主メガネのキャラ頼み。だが面白い。
構成 C
特に意外性はなし。
- かが屋 93
独創性 B
こちらも割とシンプルな設定。その分演技力に自信を感じる。
表現力 A
この二人のキャラクターだからこその面白さがあった。秀逸。
構成 B
通しでずっと面白かったが、最後もう一ひねりあると完璧だった。
- いぬ 85
独創性 B
くだらな過ぎて面白くはあった。
表現力 C
ヒゲがかえって気になる。特にネタの構成でいじらないなら気が散るから剃った方がいいと思う。
構成 C
単調。展開が特になかった。
- ロングコートダディ 90
独創性 B
帽子が落ちる、というただそれだけなのに面白いというのは実力があるなぁと思う。
表現力 A
兎のふてぶてしいキャラを最大限活用していた。
構成 B
M-1で楽しませてもらった分、どうしても肉うどんと比較してしまう。後半の爆発力が物足りなかったかな。
- や団 91→94
独創性 A
エクストリームドッキリ。こういうイカれたネタは好き。
表現力 C→B
東京03ってすごいんだなぁって感じ。シリアルキラーの彼は上手だった。
全体としてどうしても「演技しています」という不自然感が目立った。
→日をあけて再度見ると、前半の野暮ったい芝居は、後半の狂気を際立たせるための落差だと理解。でも初見ではコント下手なのかなって印象を持ってしまった。もどかしいジレンマ。
構成 A
文句なし。
- コットン 98
独創性 A
これはすごいわ。この設定思いついた時楽しかっただろうなぁ。
表現力 A
設定の独創性に負けないキャラクター。有名じゃないほうの人がめちゃくちゃ良かった。
構成 A
尻上がりに面白くなっていって最後ピーク。理想的。
- ビスケットブラザーズ 89
独創性 B
何を見せられているんだこれは笑
表現力 B
この体型だから面白いということはある。
構成 C
自分にははまらなかったなぁ。騒がしいだけのような。
- ニッポンの社長 90
独創性 B
エヴァのパロディ。色んなタイプのネタができるなぁと感心。
表現力 A
ただの顔ネタwしかし面白いwずっと見ていられるw
構成 C
しかし意味不明。途中設定をぶらして安易な笑いを取りに行ったのが残念だった。
- 最高の人間 100
独創性 A
一組だけプロがおったww他の組とは実力が違いすぎるなぁ。
吉住さんの演技力と岡野さんの狂気が存分に引き出された内容だと思った。
点が伸びなかったのは売れている余裕かな。エキシビジョンとしては完璧。
表現力 A
吉住さんすごいわ。ファンになった。
→日をあけて見ると、岡野さんの段ボール持つ手がめちゃくちゃ震えてたり、長尺のセリフが要領を得ない内容になってたりと、緊張していたのだなと理解。現場にいたらよりそれが顕著に伝わったんだろうなぁ。テレビで見る分にはあまりわからず。というか岡野さんを狂人と決めつけて見ているのでそもそも流暢さを求めていない。手が震えててもむしろイカれてる感じがリアル、と受け取ってしまう。これは前から知ってる芸人さんだから、という贔屓目だな。
構成 A
「逃げて」の正気に戻るシーンの間が完璧。
ファイナルステージ
- や団 95
独創性 A
2本目もおもろいなぁ。気持ちいい予想外。
表現力 A
1本目が自己紹介で、それぞれのキャラがわかった上で楽しく見られた。
構成 B
笑いの爆発がやや足りなかった印象。
- コットン 99
独創性 A
ニコチン中毒とラブロマンスという取り合わせがまた秀逸。
表現力 A
タバコの吸い方の年季が入りすぎててずるい。
構成 A
ナンセンスなモチーフをここまでオシャレに仕上げるとは。個人的に優勝はこのコンビ。
- ビスケットブラザーズ 92
独創性 B
オズワルドのネタをコントにした感じ。
表現力 B
やっぱり騒がしい印象。
構成 A
1本目より好き。より練られた構成。でもちょっと点高すぎる気がするんだよなぁ。
年々レベルが上がっているのは確か。楽しい休日をありがとうございました。