un deux droit

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文字列の内に棲む

2021年の全業務が終了。先日経営に提案した新規事業案について、不倫オバハン支店長からのダメ出しと牽制と恫喝と甘言のミクスチャー攻撃に晒されて、最悪の気分で退社。上層部に接触すると蛆虫がワサワサ寄ってくるので上層部はもう腐敗したゾンビということなのだろう。
↓不倫オバハンについてはこちら
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休憩時間に、昔付き合っていた女性に仕事で協力してもらったので、年末の挨拶を兼ねてお礼のLINEを送ると近況の共有になり、そのままナイトライフの話に。先方は既婚だが子なしでオープンな関係を様々な男性と形成しているらしく、「奔放ですねぇ…」と詠嘆すると、「枯れてるねぇ…」と憐憫の返事がきた。昔付き合っていた男が去勢されていると知るのは一抹の寂しさを覚えるのか、あるいはそんな色欲の薄い男と連れ合いにならなくてよかったと安堵しているのかもしれない。

そういえば日中、同期の執行役員ともzoomで打ち合わせをした。ひょんなことから薄毛の話になり、AGA治療を始めたんだという告白を聞いた。「ほら、やっぱりまだいい思いしたいじゃん」彼は未婚なのでまだまだ恋愛を楽しみたいらしい。金と目的意識があっていいな、俺はもうこのまま自然の成り行きに全て委ねるよ、と白けた笑いで返した。

帰宅して夕食を作り食卓を囲んでいると、妻から「もっと自分がどのような生活をしたいのか表現してほしい。どのような空間を作り、過ごしたいと考えているのか全くわからない。大人の男としての風格を求めたい。」と詰められる。自分の部屋もなく子ども部屋に畳一畳分のマットレスと、細々した小物置き場だけの最小スペースをあてがわれている、というのが私の家庭での領土なのだが、そのことに文句も言わず淡々と生活している様がみすぼらしく見えるようだ。

何だか今日はこんな話ばっかりだ。男としてのエネルギーの発露を求められている。自分の気持ちを無視することが妻との衝突回避の秘訣で、性交渉が嫌だと言えば唯々として従い、趣味も自重し、仕事もセーブし、あらゆる欲求の発露を躊躇う生活が長すぎて、いまさら自分の気持ちに正直に、と言われても自分の内心の声が聞こえない。他こんなつまらない男に育て上げたのは君だろう?

もう自分の欲求はブログを執筆する熱量に全て変換してしまったのかもしれない。叶わぬことに思いを馳せて過ごすことより、誰とも摩擦を起こすことなく自らを満たすことができるおもちゃで遊んでいた方がましだ。自分の心はブログの中に引きこもりっぱなし。