un deux droit

このブログには説明が書かれていません。

マイホーム検討ノイローゼ

しばらくブログをご無沙汰していた。というのも、先週から戸建て賃貸の購入検討に没頭している妻の話し相手になるのに時間を割かれているためだ。
最初は建売を検討していたが、住環境や学区や物件の間取りや外装の設えや予算感などなかなか妻の納得のいく条件を全て満たす物件など無く、終いには土地を抑えて注文住宅にするとまで言い出した。
妻も妻で各種条件の何がどこまで妥協できるか基準が移り変わるので、やっぱナシ、やっぱアリ、と心変わりするたびにその葛藤に誠実に耳を傾け、相槌を打ち、そこまで精緻に検討材料を揃えてくれたことには感謝を絶やさず、ついうっかり生返事をしないよう神経を尖らせながら話を聞き続けなければならない。ただうんうんと頷いているばかりで無く自分の価値観もしっかり述べなければならず、それが口から出た思いつきでなく、それなりにしっかり考察したものでないと「いい加減だ」「生半可な知識でしゃべるな」「真剣に考えているの」と集中砲火を受けるので細心の注意を払わねばならない。そんなことで本来仕事に費やしたい神経をすり減らしている。
そして机上の検討だけでなく、内覧やらハウスメーカーとの面談やらを容赦無くぶっ込んできて、どんどん勤務時間を削られてゆく。フレックスや有給を駆使してやりくりしているが、こんなに頻繁に中抜けしていると転職活動でもしてんのかというような怪しさ満載だ。妻の凝り性なところには助けられる場面が多いが、こと物件探しにおいては弊害の方が上回っている気がする。余計な議題を振ってしまったと後悔。