un deux droit

このブログには説明が書かれていません。

怒りに負けるな

最近はどうも怒りの感情に支配されることが多い。多額のローンを組んだというのに、そんなことも構うことなく妻が際限なく新居の設備をアップグレードして手元資金を食い潰していく。そのくせ私の食材買い出しの出費にはちくちくうるさい。こっちは数百円でそっちは万単位なんだけど。子どもがなかなか夜寝てくれず、朝の準備が遅れ気味になり、自分の余暇と仕事の時間を目一杯削られる。コロナ関係で突発的に学校や学童保育が閉鎖になり、最低限の業務遂行や家庭運営すらままならない。その結果生じた手抜かりを一つ一つ詰っていく妻の狭量さにまた苦しめられる。そんなストレスフルな日々。

自分もひとりの成人男性として、感情に支配されるのは大人気ない振る舞いだということは理解している。
しかし私なりの基準で「これは怒りをあらわにしても許される案件」に該当する事象があまりに多すぎる。怒りは自制心と知性を蝕む。怒りを頻繁に発動させていると、怒りを発動させることに対する抵抗するブレーキがバカになって脊髄反射で怒りが発動されてしまう。前の怒りで発動した神経回路がまだ生きていて、あまりにスムーズに沸点に到達してしまうのだ。これはあまりに良くない。怒りの神経は少し錆びているくらいがちょうどいい。埃ひとつ被らずいつでも出動できるようにピカピカに磨いておくもんじゃない。

「これは怒ってはいけない」と感情に無理やり蓋をするのはうまくいかなかった。どちらかと言うと「これは怒るほどのことでもないな」と捉えるとうまくいった。怒りの感情は肯定しつつ、それを発動させる以外の方法で問題が解決できるんじゃないかと検討を促すのだ。

怒りは習慣になる。不感症も問題だが過敏はもっと厄介。うまく制御したい。