un deux droit

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子育てに対するモラル持続の困難さ

散々騒がれた台風10号も、幸い大きな被害が出ず安堵しているが、あらかじめ保育園が休園になっていたため、娘2人の世話のため有給休暇を余儀なくされ、間の抜けた休日を過ごした。
大半の店舗や施設が休業しておりどこにも行く宛がなく家にあるおもちゃを総動員して時間を潰すはめになった。午後には風もおさまり晴れてきたので、外で自転車の練習をし、いよいよやることがなくなったので義母の家に泣きつき、おばあちゃんと遊ぶことにした。
台風への警戒で神経が参っていたし、悪天候で選択肢が狭まっていたせいもあるけれど、子どもの食事内容がずいぶん手抜きになってしまったと反省。冷食やレトルト、惣菜が続き、おやつの制限もゆるめ。好き嫌いや食べ残しについても指導が面倒で好きにさせてしまった。教育や成長に悪いと尖らせていた神経は徐々に磨耗し、自分に課したモラルは底抜けになってきている。
6歳と3歳の子が車中の熱中症で亡くなった事件があった。子どもにあんな雑な扱いをできる親が、なぜ6歳まで育てられたのか逆に不思議に思う人もいると思うが、きっと彼女も最初はちゃんと頑張っていたのだと思う。それが年数の経過に伴い、子どもの成長に伴う子育てに対する慣れや飽きが災いして「これくらいはセーフ」という基準が徐々に弛んだ末の悲劇だったんじゃないかと思う。人は往々にして怠惰な生き物だ。夫婦や親族の相互監視が働がなければ安きにとめどなく流れていく。ああいうニュースを見るたびに他人事とは思わぬよう気を引き締めねばと思う。自分の素質は、あっち側だ。