un deux droit

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異文化を接触させる

三連休の最終日は近場の公園で過ごす。6歳の長女は自転車の補助輪を外して1ヶ月ほどで乗りこなしてしまい、公園中のオフロードを駆け抜けている。自分の幼少期は自転車を乗りこなすのに随分時間がかかった印象があるから、運動神経は妻譲りだな。

先週の蒸し暑さは何処へやら、今週末は肌寒い日が続く。3歳の次女は寒さなどお構いなしに砂場で泥水まみれになっている。その様子を見ていたどこぞの姉妹が砂場に参戦してくる。見たところ、4歳、2歳くらいの姉妹。道具は潤沢にあるので貸してやる。うちの長女も参戦し、4姉妹の様相で余寒の砂遊びをしばし満喫。娘たちは保育園で集団遊びに慣れているので自然とおままごとを形成していたが、付き添いの祖母らしい人がしきりに恐縮している。

せっかく夢中になって遊んでいるのに、向こう方の祖母が「服汚したらお母さんに怒られるよ」「そんなに靴に砂入れて」「買い物行くよ」「お母さん待ってるよ」としきりに妨害を繰り返す。ご家庭によっては服を汚す遊びを好ましく思わない方針のところもあるから余計な誘い水をしないほうがよかったかなと反省。

私自身がそういう家で育ち、砂遊びの心得がまるでないまま大人になった。そのまま親になって子どもの遊びをうまくエスコートできず、温室育ちの烙印を妻に捺されてしまった。砂遊びの経験が乏しいからといって別に人生に支障はないけれど、感受性や生活の知恵の豊かさには良い影響があると思う。余計なお世話か。向こう方の家族では、私はきっと今頃悪者扱いだろう。世の中にはいろんな教育方針があり、それが多少は干渉し合うのが社会の宿命である、ということにしておく。相互不干渉の過ぎる世の中が生きにくく感じ始めている。