un deux droit

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終息しない「仕事してますアピール」

今月初頭、在宅勤務が解禁された際にどさくさに紛れて導入されたチャットルーム。目的としては堂々とサボるやつがいるのを取り締まるために、最低でも出退勤はその時間にその事実を書き込むことで、サボりへの抑止力とすることだった。

 

そのチャットルームが、在宅勤務期間終了後も生き残っている。もう大半の社員が通常通り通勤をしていて、出勤の事実が明確に把握できるにもかかわらず、相も変わらずタイムカードとは別にチャットルームへ書き込みをさせている。最近は業務報告などもチャットルーム上でするようになり、朝アプリを開くと書き込みが50件を超えていてまともに読む気がしない。

 

働き方をアップデートする良き機会となるはずだった今回のコロナ騒動。それは、給料をもらうということの意味が、物理的に一定の期間を拘束されている事への対価から、純粋に仕事で生み出した価値への対価へと移行するはずだった。そのことにより儀礼的で仕事の価値創造に寄与しない、役員・管理職がその地位を実感するためだけの無闇な拘束が一掃される。そんなことを割と本気で期待していたのに、事態は一層悪化した。グループウェアを見れば一目瞭然であった一人一人の予定や業務をわざわざチャットルームに転記するという無意味な作業を営業メンバーは黙々と行っている。管理職はわざわざそれを読む、というただただ時間を浪費するだけの作業が増えて、仕事をした気になれるし、下々の者が自分たちに対して忠実に尻尾を振る様を見て自尊心を満たしている。見ていて反吐が出る。自尊心というかもはや自慰行為。束縛されて嫌がる人を見て余計興奮している。私はそんなおっさんどものオナニーに自分の時間を供託するのがあほらしくなって先週早々にチャットルームへの書き込みをやめた。自分からわざわざ他の社員たちに造反を教唆して、おっさんどもの反感を必要以上に買うリスクを犯しはしないが、若手にはくれぐれも自分の時間と自尊心を自ら守る心の強さを持ってほしいなと願っている。