un deux droit

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個性と没個性のマッチポンプ

ここ四日ほど、妻の癇癪に苛まれている。火のないところに煙を見つけ、因縁をつけて恫喝して回っている。生理前の八つ当たりは月を追うごとにタチが悪くなっている。

私はどうにか妻の逆鱗に触れないように、仮に触れてもどうにかできるだけ短時間に話が収束するように、とそれだけを一心に願って神経を研ぎ澄ませてくらしているものの、その思いは無惨にも散る日々。毎日3時間以上を無益な同語反復の読経視聴に費やしている。お前は馬鹿で精神病。だから私の話がわからない。そんな言葉を日々浴びせられている。

妻の怒りが午前0時にガス欠して、不意に「あんたが何に幸せを感じて暮らしているのかちっともわからない。家族と居てもちっとも楽しそうじゃないし、子どもへの関心もほとんどないように見える。日々何を感じ、思っているのかが見えてこないからあんたに対して疑心暗鬼になってしまうのだ」とこぼした。

いやいや、そちらこそ私のアイディアや好みをことごとく潰して、話の型を強いて、自分が快適に暮らせるように私の立ち振る舞いを徹底的に矯正しておいて、今更個性はどこにあるのだと言われても。心理的安全性を損ね、学習的無力感を植え付けて、もう自分が何を欲しているのかわからなくなった。もはや欲するものを持つこと自体を放棄したとも言える。何を言われても柔らかく受け入れて、賛同をし続けて来たが、なんでもOK出すから逆にあやしい、自分の考えを封じてるのではと疑ってくるようになったのだ。他ならぬ妻自身が手を施して私を改造したのに、白々しいにも程がある。

とはいえ子ども達への関心が薄れて来ているというのも正直なところ図星でもある。早く気持ちが回復してほしい。