un deux droit

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子はいつでも親より賢い

昨日の寝かしつけ時に、久々に長女と長話。新居のレイアウトを伝え、新しい家での過ごし方をあれこれと想像を膨らませ、それから小学校の生活への不安を共有し、保育園の友達との別れを悲しみ、保育園の友達がそれぞれどこの小学校に行くのか、などなど悲喜交々の話を脈絡なく続けていたら1時間も枕元で話し込んでしまった。次女は開始5分ほどで爆睡しており、次女の介入のない、長女とだけの時間はなかなか貴重だった。
長女の成長を頼もしく感じたし、何より1時間も会話が継続できるだけ語彙力が増えたことに少し感動。彼女なりにいろんなことを考えている。もう一人前の人間だな。
自分も幼少期、父親と寝る前に話したさまざまなことは断片的に憶えている。「1+1=2と当たり前に思っていると思うけれど、本当にそうなのか?証明してみろ」とか。父の問答が下手すぎて、質問の意図がわからず泣き喚いてしまったが、今思えば常識を鵜呑みにするな、批判的思考を重んじろ、とかいう話だったのかな。だったら題材悪すぎだろ、何で人間が人間の都合で恣意的に定義した法則を使うんだ、1+1「が」2なのではなく、1+1「を」2としたのだ。ひょっとして十進法のことを言いたかったのか?二進法だと10だぜーとか?と苦笑してしまうが、父なりになにか息子を賢くさせようと頑張っていたのだなと父の立場になって微笑ましく思う。私も長女からの本質的な質問にうまく答えられずオタオタすることがあるので、そのみっともない振る舞いを覚えられてしまうんだろうな。私が父を踏み台にして父より賢くなったように、娘にも易々と自分の知能を超えてもらいたい。