un deux droit

このブログには説明が書かれていません。

折檻の技術伝承

長女の卒園式and入学式に着る服を調達しにショッピングモールへ。店頭では妻のお気に召すものがなく、ネットで注文することになったので、その物色のための時間を確保するために室内遊び場で時間を潰すことに。
遊び場の中でふと目につく一団がいた。小学生〜年少くらいの三姉妹で皆一様に、髪に色を入れていた。なんか雰囲気悪いなぁと思ってそれとなく様子を見ていたら、長女が次女と三女を追っかけ回して、胸ぐらや肩紐を引っ掴み、妹たちの頭に何度も平手を振り下ろしていた。妹たちはいつものことなのか意に介さず、むしろそれを無邪気にゲラゲラと笑い流し、むしろ姉を挑発するように逃げ回っている。長女は能面のような顔でなおも追いかけ回し、捉えては平手を打つ、を繰り返している。ちょっと異様な「かわいがり」だった。
長女の顔をまじまじと見ると、目の下にクマがあるのが目立つ。やせぎすで血色も悪く、「老けている」と感じた。周囲を見ても親の姿はなく、親の代わりとして妹たちを「監視」しているのかもしれない。平手打ちの際の手首のスナップがおよそ素人のものではないので、親から仕込まれたものなのだろうなぁ、、と暗い気持ちになる。人前でも躊躇なく手を上げられる純粋さがかえって恐ろしい。健全に育ってほしいと他人事ながら願うばかり。