un deux droit

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人脈のメンテナンスは不要

地域のパパ会が主催するランチ会に顔を出してきた。思いのほか話すことがなく、全く楽しめず。一人で飯食って本読んでれば良かった。

集まったメンツのせいではなく、「パパ」という属性で語られるテーマ丸ごとに興味がなくなってしまっていることに気づいた。家事をどれくらいやってるかのマウンティング、どうやって育休取得社と取得期間を増やす動機付けをできるかという不毛な議論、PTA活動など地域の活動での悩み共有。もう何の情報を掘り下げる気にもならない。各々の領分でできることを頑張りましょう。もうただそれだけ。現実の生活で利害のない人と、この先の人間関係を発展させるつもりのない架空の未来について話りあう余力がない。

 

以前の自分なら、当面は用事ないけどとりあえずキープしておこう、という打算の人間関係を維持しておこうという魂胆があった。いわゆる「人脈」というやつだ。けれど、今年一年色んな動きをしてみて、何かやりたいことがあり、そのプランがしっかり練り込まれたもので、依頼内容が明確であれば、日常での「人脈」の維持は不要ということを知った。企画の筋が良ければ10年近く連絡のとっていなかった人間でも案外快く力を貸してくれるものだ。逆にいくら気心の知れた仲であっても、一緒にやりたいことが不明確な相談を持ち掛けてしまっては、協力のしてもらいようがないのだ。

歳をとっていけば、ただの友達は不要になる。どうせ何の目的もなく遊ぶ時間はほとんどないのだし、時間があってもただつるんでいるだけの時間を楽しめるような心の幼稚さが失われてゆく。そんなことに時間を費やすよりも、自分がどう生きたいのか、何をしたいのかを明確にすることに時間を費やしたほうがいい。