un deux droit

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子持ち×事務所出勤のドタバタ

今日の予定が決まった時から不穏な予感はしていた。
9時始業時に事務所出勤。シェアオフィスに引っ越すための荷物まとめや不要物処理のためにメンバー全員の出社が望まれた。何を当たり前のことを、と思うかもしれないが「決まった時間に特定の場所へ到達するために、家族の協力を取り付ける」というミッションは容易ではない。

昨夜21時。妻が嘔吐する。妻は今週の初めから体調が悪く、子育ての肉体単純労働の領域では全く頼れない。昨日も長女の就学前健診の付き添いを依頼していたが、そんな調子なので私が仕事の予定をキャンセルして立ち会ってきた。妻の体調は回復せず、翌朝の臨機応変な対応は期待できないまま床に就く。

午前2時。次女の咆哮が聞こえる。普段は朝まで快眠のくせに私が翌朝に予定がある時に限ってこういうことが起こる。ぐずるのをあやして私の布団に潜らせる。変な時間に起こされると私の翌朝の体調も優れない。憂鬱な気持ちで二度寝する。

午前6時。外は雨。最悪。妻の体調は確実に最低スコアを叩き出すし、子ども達を送るミッションに傘や長靴の準備が追加される。はしゃぎ回るし水溜りで遊ぶしで追加5分は見ておかなければ。

午前7時。次女の機嫌が最悪。泣き喚いて何をどう機嫌とってもダメ。「おかあさんじゃないとイヤ」という一番実現困難な駄々をこねる。体調の悪い妻が顔面蒼白な状態で寝室から這い出てきて構ってくれる。次女はなんとか機嫌を取り戻すが朝食は取りたがらない。
午前7時50分。あと10分で出発、というところで次女が「お腹すいた」と言い出す。仕方がないので着替えてくれることを条件にヨーグルトをたべさせる。

8時5分。玄関。もうこのまま子どものマイペースにはつきあっていられない。次女は抱っこしたまま傘をさして保育園に向かう。長女はダッシュに付き合わせる。次女が頑なに離さないリカちゃん人形は雨で濡れる。

8時10分。保育園。長女の支度には付き合えないから自分でやるようにと別行動。幸い今日は白米持ち込みの日ではない。保温のための弁当ボックスは火傷の恐れがあるため保護者しか開閉できないことになっているため、長女に全ての準備を任せるウルトラCができるのは木曜しかない。一応それを見越して「木曜なら出勤可能」と調整しておいた自分を褒める。しかしいつもなら次女も長女の教室でお手伝い遊びをするのが日課になっているので姉妹が別行動になってまた泣き喚く。半ば無理やりオムツを脱がせてトレパンに履き替えさせ、先生に次女を押し付けるようにして委ねる。リカちゃんは本当は持ち帰らねばならないがその時間はないので登園バッグにダンクして部屋を出る。ちょうど長女が一人で支度を終えたところに合流し、担任に預ける。8時20分。

そこから雨の中ダッシュで8時半の電車に飛び乗る。汗だくでTシャツになって熱を逃す。今日スーツの日じゃなくてよかった。そして今何食わぬ顔で出勤したところ。

来月からシェアオフィスになって集団行動がどんどん不要になってくるのが本当にありがたい。自分のわがままでフレックスにしたいわけではないのだが。