un deux droit

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「不快なことを分かち合ってくれること」を信頼するって難しい

今週のお題「下書き供養」

1年前の下書き。この頃から関係は進歩していない。


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また妻と喧嘩をした。

連休を何とかやり過ごし、平穏な平日が始まると期待した月曜の早朝。

いつも私の希望より30分早く起きる困った次女が、ヨチヨチとした足取りで私の頭を踏んづけに来て、朝飯を用意するよう要求してくる。

私は寝惚け眼で、すっかり習慣となった次女のオムツの具合を確認する。タプタプだと次の一撃でダムが決壊し、大惨事は免れない。そうなる前に速やかに新しいオムツを替える必要がある。

今日の具合は、時すでに遅しだった。

ウンチをした後にオシッコをまぶされ、トロトロになってパジャマ中が黄色く染みていた。

ジーザス…と心の中でつぶやき、私はこれ以上被害が拡大しないよう、次女を素っ裸にしてシャワーを浴びせた。

すると、騒々しい物音で起きてきた妻が、一言こう突き刺した。

「何で起こして助けを呼ばないんですか」

その辺に脱ぎ散らかされたウンチまみれのパジャマ、閉じられていないオムツ。リビングの状態は寝起きの爽やかさを破壊するに十分な惨状だ。

確かに、ワンオペで処理できる業務量を超えており、いち早くレスキューを要請するべき事案だった。

しかし、土日の家族とのレジャーで疲労困憊している妻が不機嫌になるのを恐れて、自分だけで内々に処理してしまおうと思ってしまったのだ。

その卑屈な根性が妻の逆鱗に触れたのだ。

「私を信頼していない」

「結果的に最適なパフォーマンスになっていない」

「やるなら私の安眠を妨害せずにやりきれ、中途半端だ」

とメタクソに言われた。

止みそうにない叱責を前に、私は体調不良と嘘をつき午前休を取った。

妻が恫喝に飽き、もう顔も見たくないと私を放り出し、大幅に遅れた保育園の登園を済ませた私は、憔悴し切って1日を過ごした。

また帰ったら第2ラウンドだろうか…