un deux droit

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ねばならぬ こともなき日は おもしろく

2歳半になる次女が久々の夜泣き。午前3時半。私も近頃は夜更かし気味で昨日の就寝は0時ごろだったから体に堪える。朦朧とした意識の中でリクエストの卵を焼いてあげたりお菓子を出したりDVD見せたりお飯事に付き合ったりしてようやく満足して二度寝をしてくれたのが6時半。やっと寝られるとも思ったら7時半に長女が起きてくる。遊ぼうよ〜。お腹すいた〜。うんうんわかった、ちょっと待ってねと言ってからの記憶がない。次に意識を取り戻したら8時半。1時間長女を放置。リビングに行くと1人で遊んでいた。ごめんねーと言ってまた卵を焼いてやり、パンを焼いてやる。すると義母からLINEが。「今日お迎え何時にします?」そうだ今日はおばぁちゃん家に長女を預ける約束。いつもだいたい9時には引き渡していたのに、もう9時過ぎてる。連絡のなかったことを詫びて昼からに時間を変更する旨依頼。すると今度は電話が。次女の歯医者を予約していたのだった。予約時間の9時半を過ぎてしまった。その歯医者は予約のすっぽかしに厳しい。恐る恐る電話に出ると、覚悟していたより態度は柔らかで、今日の午後に時間を振り替えてもらった。
一つの夜泣きで自分のコンディションがぐちゃぐちゃになり、そのために予定遂行が玉突きで狂う。でも不思議と気持ちは乱れてない。頑なに起きてこない妻にも苛立ってない。ケーキの切れない非行少年たちを読んだからかな。「〜ねばならぬ」の固定観念、こだわりを手放さなければと自制しなきゃと思ったのだ。子どもは何時に起きてもいいし、与えたパンを半分ずつ残して食い散らかしてもいい。妻はいつまで寝ててもいいし、私を手伝わなくてもいい。私は子どもにタブレットを1時間以上見せてもいいし、予約をブッチしてもいい。こんな日くらいは自分と家族への無数の「ねばならぬ」を片っ端から手放して、ご機嫌に過ごすことを最優先するのも大人の作法かと。