un deux droit

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豊かさを持て余す

スマホを新調した。中古で1万8000円也。それでも今年リリースの機種なので性能は段違い。ストレスなく操作できる幸せに浸る。

ちょっと調子に乗って最新のアプリゲームにいくつか手を出してみる。機種の性能が追いつかなくなったせいでアプリゲームと疎遠になって久しく、グラフィックの滑らかさや操作感の良さにまた感動。しかし、プレイする人間側がポンコツで、システムを理解しようとする意欲にもう限界が来ている。あと長時間やり込む気力もない。というわけでそっとアプリをアンインストールする。無駄なことに没頭できる情熱が涸れてしまった哀しさだけが手元に残る。端末のポテンシャルの無駄遣い。

なにかに熱中できるということはそれ自体が本当に尊いことだと中年になって思う。妻はアクアリウムやガーデニングに凝り始めたし、長女はピアノの上達が著しく、促さなくても長時間練習にのめり込んでいる。次女はポケモン図鑑を読み漁り、進化系統などを覚え始めている。自分だけがマイ・ワールドを持てずに漫然とドラマなどを観て主体性なく時間を浪費している。どうしてこうなった?これは仮に宝くじを買って一等が当たったとしても使い途がないかもしれない。終わってる。