un deux droit

このブログには説明が書かれていません。

専業主夫じゃねーってば

f:id:un-deux-droit:20211208065659j:image

平日の朝6時から30分かけてピザトーストの仕込み。長女のリクエストに答えてあげる。

 

昨日のパパのランチ会で思ったけれど、意識高い系のパパでも平日の家庭労働はすごく嫌がる。休日の家族サービスの話ばかりで、平日は俺のもん、とでも思っているようだ。だから夜間のイベントや会議を平気で入れたがる。

むかついたので私が朝晩の食事を全てやってます、その後もお風呂とか寝かしつけがあって夜間はほとんど時間取れないんです、と子どもじみたマウンティングをして場をしらけさせた。けれど、皆一様に「妻」側の現実から目を逸らしていたようなのでいいお灸になっただろう。呑気に自己実現してんじゃねーよ。

その後、話題がPTAの話に移った。専業主婦の人が会長になると平日の13時とかに会議入れてきて、仕事してない人はこれだから困るという話で笑っていたが、個人的には仕事している身だからこそ平日の日中に会議入れてほしい。仕事の方が家庭より調整つけやすいからだ。仕事は変わりがいくらでもいるが家庭はそうはいかない。仕事は大人を相手にしているが、家庭は子どもを相手にしている。どちらのほうが話が通じるだろうか。「専業主婦」から「仕事と家庭の両立」のフェーズを経て「仕事は生活の一部(に過ぎない)」の段階にきて、PTAの会合に都合のいい開催時刻が日中→夕方→日中と揺り戻される。左と右では結論は一緒だが背景が違うので、真ん中の人に左右を同一視されるとなんだか話が噛み合わねーなと思う。右の段階を想像できないから、あぁあなたは専業主夫(あるいはフリーランス)なのね、と処理されてしまう。有給休暇という概念が丸ごと抜け落ちている前近代の労働観どうにかしろよ。