un deux droit

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猛獣使いを志願した覚えはない

「ちょっと後で話があるからちゃんと起きてきて」

子ども達の寝かしつけに向かう私の背中に浴びせられた刃。酷暑の中仕事をし、家事育児に忙殺されて、ようやくフィナーレが見えてきたところでのまさかの死のロスタイム宣告。この後延々と続く小言を辛抱強く聞く元気はないよ…主文後回しの朗読を聞かされるのだけが先に確定しているのになぜむざむざと法廷に足を運ばねばならぬのか。

妻はよく私に包容力を求めてくる。生理に苦しみながらも仕事と家庭のために奮闘する私を労って欲しいと。しかしなぜその労って欲しい相手に対してその相手の落ち度をネチネチとなじるという陰湿な攻撃をしてくるのだろうか。シンプルに泣き言を言って私に気持ちよく労らせてほしい。散々噛みついた挙句それはよしよしされたいというメッセージなのよだなんて私はムツゴロウさんか。間に受けて不愉快な表情を見せたり腫れ物に触るように避けたりするなと妻は言うけどそれって夫として当然の義務ですか?

このままうっかりうたた寝したことにして朝を迎えたいけれど、そんなことをしたら物理的に死ぬ可能性があるので、精神の処刑台に足を運んできます。しくしく。