un deux droit

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PTA 一人一役の隠れ蓑

今日は有給を使って、PTAの主催する講演会なるものに参加してきた。一人一役の担当の一つが講演会の参加で、それにあんどう家が割り当てられたのだ。なぜ講演への参加が「役割」のひとつなのか。それは内容に興味のある人が任意参加でいいのではないか。任意だと誰も参加しなくてサクラだけで構成される講演ならば、開催の企画自体を止めてしまえばいいのでは…そんな思いが沸々と湧くが、未だにベルマーク集めを要請してくるPTAに合理的な判断を求めるほうがお門違いか。どうしても都合がつかなければ欠席しても良いと書いてはいるが、参加しなかった場合のリスク計算が困難だったので、波風を立てずに大人しく参加することにした。もちろん妻がこのような場に参加を検討することなどない。

開場9時45分、開演10時とのことで小学校の体育館に向かうと、見事なまでに女性しかいなかった。スタッフも、参加者も、講師も女性。約50人ほどの集団の中に男性は私一人。なるほど~これがPTAの現実ですね。平日10時から時間取れる男性は皆無ですか。ややピリつく空気感を懐かしく思う。

7年前に育休を取り、市の主宰する親子サロンに顔を出したときも同じ空気だったので、女の群れの中に男が一人混ざる違和感に対する耐性はもうできている。今頃の育休事情はかなり男女共同参画が進んでいて、男一人だけなんてことは減ってきているだろうけれど、小学校はまだまだ男子禁制のご様子。私はいつだって世の中の流れより7年早い。ずっと大逃げ状態。風当たりが強くて死にそう。

肝心のセミナーはあからさまに「おかあさん」向けの内容だったものの、女性特有の身体の不調とそのケアなど、パートナーたる男性が知識として知っておいて損のない内容だった。ただ、それを真面目に聞いている私が変態的に見えているだろうこともよくわかった。講師ヨガパンツだし。。

参加者の様子をそれとなく見てみると、結構知り合い同士で盛り上がっているようで、ランダムに集められたようでいて仲良しこよしの集まりだったようだ。任意参加のイベントへ仲良しのお母さんを連れて堂々と参加するのは気が引けるので、PTAの肩書を借りて「しぶしぶ」「やむなく」集まっているという体裁が必要なのだろうなと推察する。それが悪いこととも思わないし、男が対等に覇権を握るべきだと思わない。一人一役にしておかないと任意参加ではないという体裁が崩れてバツが悪いだろうからそこもツッコまない。ただしあんどう家から派遣される親は今後も父親だけなので次女も含めて9年間ともに気まずい思いをしながら共存することといたしましょう。