un deux droit

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私なりのトロ火のFIRE

気分が鬱々としていたので、今日は有給を取って一日中スーパー銭湯に篭っていた。作務衣に着替えて、む何年か前に読んだキングダムを読み漁る。函谷関の戦いのあたりは驚くほど中身を忘れていて、初見のように楽しんだ。5年後ぐらいに初めから読んだら、また初めて読んだように楽しめるのだろう。

風呂に浸かって、サウナに入って、コーラを一杯。自分が想像できる休みの過ごし方のチープさに嘆息する。FIREというのは労働から早々に引退できるだけ稼いで余生を過ごすことだと思うけど、別に1億円ないとだめ、みたいなのは金額のボーダーがあるわけではない。私はもうすでにFIRE的生活は実現していることに気づいた。ただその予算が人より著しく低い、ということだけだ。1000円程度の銭湯に入り浸ったり、漫喫やカラオケでダラダラしたり、図書館で本を読んだり、ランニングしたり、スマホゲームをしたり、2000円以内のランチをしたり、その程度しか自分の求めるレジャーがない。それはそれでなんて薄味な人生なのだろうと嫌気が指す。

そうやって日中を過ごしたところで、夕方になれば子どものお迎えがあるし、夕飯の支度がある。風呂や寝かしつけがある。所詮この余暇もかりそめのもの。余暇を楽しめば楽しむほど、後に控える現実に苦しむこととなる。



自分がFIREしたいのは家庭だった。