un deux droit

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20年ぶりに名探偵コナンを読み返す(灰原の登場まで)

LINEマンガで名探偵コナンが18巻まで無料で読めるという広告を発見。実家に帰れば70巻くらいまで単行本の形で残っているけれど、なかなか帰ることもないし、帰ったときにわざわざ読むこともないので、ついインストールして読みふけってしまった。ストレスのある仕事が控えている週には、どうしてもこういう現実逃避に走ってしまう。

コナンは実際、18巻まででよいと思っている。灰原の登場までがクライマックスで、あとはよく覚えていない。逆に18巻までは死ぬほど読み返したので、今でも出だしを読めばだいたいの結論を思い出せる。そして自分の女性の好みはコナンで形成されていることにも気づいた。私は今、蘭の母さんみたいな人と結婚して死ぬ思いをしている。


大人になって読むと、毛利小五郎が37歳設定(今の自分と同世代?!)だったり、20代前半で社長とかゴロゴロいたり、とにかくスペックから推測される年齢よりずいぶん若いキャラクターがゴロゴロいて、小学生にとって30代以上はかなりのおじさん、50代以上はおじいさんって感じだったなぁとしみじみ思う。少年誌の設定は小学生なりに捉えている認識に寄り添っているので、現実を知っている大人の作者や編集者がそのフィクションを徹底できているという本編とは全然違う点に感動している。グラビアアイドルのウエストが60cm固定みたいなやつと一緒だな。おじさんになると、さすがにこんな動機で人は殺さんよ…って思うことも、小学生当時の自分は何の違和感もなく、その光景を「大人の世界の話」として真に受けていた。幼稚であるというのは恐ろしい。

個人的な発見としては、3巻の豪華客船連続殺人事件の中で、旗本家のある夫婦がいとこ結婚である、というくだりがあり、それを聞いたコナンたちがドン引きしているシーンを久々に読み返し、あぁ、自分はこのエピソードを読んで、「自分の家は相当変わっているのだ」と強くショックを受けたのだということを思い出した。幼少期の黒歴史ですっかり忘れてたわ。時を同じくして、「いとこ同士の結婚」がツイッターとのトレンドに上がっていたりして、なんかいろいろと複雑な気持ちになった一日。一応今のところ健康に生きながらえているよ。



参考資料

un-deux-droit.hatenablog.com