発毛のための薬を飲み始めて3日目。体調に異常はない。男性ホルモンが抑えられるようになるらしいので、怒りの感情に襲われたり、無駄な性欲に悩まされなくなるならいいことづくしだな。
発毛、脱毛防止、亜鉛、鼻炎、尿酸排出と、すっかり薬漬けの日々になってしまった。若い頃はできるだけ自分の免疫や代謝で乗り越えるべきだと考え、薬を遠ざけてきたのだが、最近は何か不具合があれば即、薬に頼って生きている。欠損を補うというより、肉体を強化するためのサプリメント、と認識を都合よく変更して、変節を良しとしている。
髪のことはうじうじと悩んでないで、さっさと対処をすればよかった。なにか対処作を打ったということ自体が悩みを小さくさせる効果があるのだと知る。薬を飲んだからといって確実に問題が改善されるとは決まっていないのだが、宝くじでも買ったかのように未来に楽しみができた感覚。これで外れてもくじは買ったのだ、ということで諦めがつく。
今、軌道に乗り始めた新規事業のこともそうだけど、あれこれ深く考えずに、発作的に何でもやってみる、というシーンが日常に頻発している気がする。おそらく、じっくりと考える思考の体力が落ちているのだろう。しかしそのほうがかえって人生楽しくなっている、という皮肉。
今週のお題「変わった」
