un deux droit

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一匹狼の痩我慢

年度末に、社員の相互投票による、MVP発表があるのだが、上位者以外の結果とコメントのフィードバックが今日届いた。
年を追うごとに得票は減っていたが、昨年はついに一件だけとなった。コロナを契機として、無用な人間関係を極力廃してきたから致し方ない。いつも得票の多い人間はウェットな人間関係を維持し、雑用を積極的にこなしていることを称賛されている。そんなものは成果とは呼ばない、ブルシットだ、と突っぱねてきたが、そういうことが好きな会社にいる自分が悪いのだ。
誰にでもできるがやりたくないことばかりが評価され、誰にでもできるわけではないがやれるならやりたい仕事は評価されない。価値ある仕事はそれだけで悦びなのだから、報酬と賞賛から遠ざけられてもやむなしというのが、実に日本的な精神の貧しさを感じる。
ついでに言うと、私が投票したメンバーも悉く上位にランクインされなかった。本当に価値ある仕事をしている人を自分なりに吟味したのだが、同様に感じる人は少ないのだ。valuableの意味がみんなわかっていないか、私の審美眼が狂っているのだろう。孤独は自由で悲しい。