un deux droit

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デリート

買い食いがとまらない。

朝食をとってもオフィスに着くまでのコンビニでおにぎりをつまみたくなるし、昼飯食べてるのに帰りがけにパン屋に寄って菓子パンをつまんだりしている。そして夕飯は夕飯でちゃんと食べる。それでいて太らないのが逆に怖い。何かの病気なんじゃないか。いずれにせよつまらない出費が嵩むので止めたい習慣である。

多分何らかのストレスが原因だ。最初に思いつくのはツマの存在だが、それは今に始まったことではない。なんだろう最近の変化はと思ったら、忍者マストダイだ!ということに気づいた。

忍者マストダイはシンプルなアクション系アプリゲームで、グラフィックがきれいなこと、容量が重たくないこと、課金無しでもアクションゲームのスキルが高ければすぐにかなりの上位層へのし上がれること、などなどかなり満足度が高い。そんなわけでここ一ヶ月くらい集中してプレイしている。

そしてそれの何が問題なのかというと、楽しいは楽しいのだが、充実感や満足感か乏しいこと。寝る前に一日を振り返ると、中身のない一日だったなと感じる。本もまともに読めていない。何か一日で得たものが少ない。それが日々の暮らしに根本的な不満足をもたらしている。

子どもの頃は、ゲームから充足感を得られた。一生ゲームして暮らしたいとすら思っていたのに、どうもその時代は過ぎ去ったようだ。子どもの頃の後遺症で発作的にゲームに手を伸ばしたくなるのだけれど、身体はもはやゲームを欲していない。それよりもなにか学んだり、気の利いた考えが浮かんで、それが誰かに面白いと思われたりして、昨日よりもちょっと賢くなった、みたいな感覚を味わいたい。

脳がゲーム依存症になっていて、たまに一発キメたくなるのはドラッグと同じだな。ビル・ゲイツやジョブズが自分の子どもにスマホを持たせないようにしているのはホント正解だよ。賢い人達だ。

とりあえず賢くない凡人の私にできることは、まだ飽きてない現段階でゲームを削除すること。これで時間が生まれ、もっと健全な余暇を過ごして、もってして充足感から買い食いが沈静化することを願っている。育てた忍者よ、さようなら。