un deux droit

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裸の心は見苦しい

この度ははてなブログ20周年という記念の機会に、インターネット文学賞最優秀賞という身に余る栄誉をいただき誠にありがとうございます。栄光の余韻に浸ることもなく、本日もこんな時間まで妻の説教を食らっておりました。

妻は実に多種多様なことにイラっとするが、中でもダントツで嫌いなことは、私が傷ついた表情を浮かべることらしい。
自分の意図はそこにない、自分の気持ちをわかってほしい、という往生際の悪い私の姿が妻の怒りをさらに増幅させている、というのが彼女の主張で、ちゃんとした大人はありのままのピュアな部分を容易にひけらかさないのだとのこと。皆何かしらの役割を演じ、自分の本当に思っていることなど出さない。出したところで相手に理解してもらえるよう言語化するなど不可能。シンプルに気持ち悪い。などなど、言いたい放題である。

あいみょんの「裸の心」は名曲だと思うけれど、それはあいみょんだからであって、おっさんの裸の心なんか産業廃棄物ものだということなのだろう。腐敗臭が漏れないよう厳重に封じ込め、能面のような笑顔のテクスチャを顔面に貼りつけて、残りの人生を生きていこう。そして醜悪な裸の心ははてなブログに吐き出そう。心の平静を保つために、はてなブログ様にはこれからもお世話になります。