un deux droit

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聲の形、映画が面白いと思ったならぜひマンガまで

民放でやっていた映画を録画して見て、そのあとたまらずにマンガを全巻買い(思う壺)、一気に通読した。
映画だけでも十分楽しかったが、映画で端折られていた人物描写が、マンガでは余すところなく描かれていて大満足お腹いっぱいである。

登場人物はどれも身勝手で、都合よく、矛盾を抱えた不完全な存在だ。
愛しながら裏切り、憐れみながら憎み、侮りながら依存する。
深く考えない、思い込む、そしていとも簡単に忘れる。

「聴覚障害者」「いじめ」という一見分かりやすい表面的な物語の進行の裏に、人間の弱さを余すところなく描いている。

あんまりネタバレはしたくないので、マンガを読んだ熱量のまま中身のないことを書きなぐった。映画だけではとてももったいない作品なので、映画を見た人は是非原作にもアクセスしてほしい。