un deux droit

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自分の顔の動きの気持ち悪さ

この前開催した、Zoomでのセミナー録画映像を確認した。
自分のしゃべっている音声を録音して聴くことはこれまでも何度か経験したが、自分の外見、特に顔に焦点を絞った映像を見るのは初めてでとても貴重なデータを入手した。

視聴して最も驚いたのは、あまりにも左右非対称なパーツの動きだ。

まず右目と眉はほとんど動かない。自分が目を見開いたな、という自覚があるシーンでも右側は微動だにしていなかった。神経通ってないんかな。
後、まばたきが不規則で、時折異様に遅い。閉じたまま1秒くらいくっついていることがある。眼球は瞼を開けようと上に動くが瞼が開かない、という奇妙な表情のシーンが散見される。
次に口の動き。上唇は死んでいる。ほぼ下唇だけが上下に動いているだけ。そしてずっとへの字口。口角が顔面の後ろ方向に引き攣っている。
口角を上げようと意識はしていたが、上ではなく後ろに引っ張っていた。なので話しているときはほとんど「イ」か「エ」の口の形のまま延々としゃべっていた。

発音、発声については、引き笑しながらしゃべっている箇所は音がつぶれて聞き取れない。
語尾が消えがち。
熟語や専門用語、固有名詞のところが謎にスピードアップして聞き取りにくい。
自分にはすべて聞こえている自分の発声も、自分の体内に音がこもり、外に漏れていないことがあまりに多く、その聞き取りにくさに愕然とした。

よく妻に会話中口が全く動いていないと指摘されてきたが、妻の指摘は100%正しかった。
妻曰く雪国の人のしゃべり方なんじゃないかとのこと。雪が口に入る、あるいは熱が逃げるから口を大きく開けない。そんなあほなと思うけれど、本当にそういうことを忌避しているような口の開きをしているから反論が難しい。

改善できることとしては、抑揚(音の高低)をつけること、熟語や専門用語、固有名詞の部分はゆっくりはっきりと発音を意識すること。しっかり息を吸ってから話すこと、ほっぺたをリラックスさせること、くらいか。
口は動くけど目はどうしたらいいものやら。なんかいいストレッチ方法でもあるんかな。

とりあえず、自分の会話している動画の撮影は超おすすめ。鏡の前で見せる自分の表情とは全くの別人であること請け合いである。