un deux droit

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夫婦別寝一択

長女の添い寝を担当するようになって以来、夫婦用のダブルベッドは妻のシングルベッドと化している。

最初は夜泣き対応の担当として、一時的な別寝のつもりだったのだが、午前5時頃に早起きする娘に親2人とも起こされるのは効率的でない、という判断の元、私は早寝早起き、妻は遅寝遅起きの生活が習慣化した。完全に生活サイクルがずれたのだ。
そのうちに次女が産まれ、ほぼシームレスで私が夜泣きの対応をするようになり、9時ごろ寝る次女の寝かしつけ、10時ごろ寝る長女の寝かしつけ(そのまま私も長女の隣で入眠)という生活を続けているうちに、別寝生活は5年に突入した。

子どももそれなりに大きくなり、娘二人とも早く寝付いたときはまたダブルベッドに戻る選択肢もあるのだが、もう妻とともに寝ることができなくなってしまった。自分のいびきや歯ぎしり、寝返りなどで妻の睡眠を妨害しているのではないかと想像して眠れなくなってしまうのだ。夫婦二人だけなら多少の睡眠妨害は御愛嬌だったけど、子育てと家事に忙殺される現状においてはそれが全て相手への不満に変わる。無理して一緒に寝る方がかえって不仲になってしまうだろう。以前は別寝こそ不仲の象徴だと勝手に決めつけていたが、むしろ成熟した大人としての適切な距離感なのだ。何歳になっても恥じらいもなくベタベタきゃっきゃしている方が幼稚に見えてきたから不思議だ。そういう関係が理想とすら思っていたのに。歳を重ねないと分からないことが沢山あるなぁとしみじみ思う。