un deux droit

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在宅勤務の意義を理解しない頑迷な老害

6月から勤務先の在宅勤務条件が厳しくなる。
週で在宅勤務にできる日数が徐々に絞られ、7月には通常通り定時の事業所勤務に戻すようだ。
これを機に在宅に切り替えたい人は厳しい条件と監視となぜか基本給の減額を了承しないと認められないらしい。
要するに在宅はしてくれるなということだ。
この2ヶ月余りで在宅勤務の合理性、削れるコストの多いことの利点、拠点を超えたコラボの推進など収穫しかなかったはずなのに、老害経営陣には学習する知能が備わっていないらしい。みんながこぞって事務所に来るせいでzoomでつながる環境が人数分確保できずに、ミュートして耳だけ参加する人が増殖し、会議の生産性が急降下するなどすでに目も当てられない状況だ。新たな働き方の手応えを感じ始めた矢先に取り上げるなんて拷問に等しい。
組合によると、経営陣は4、5月の業績低迷の原因が在宅勤務によってみんながサボったことにあると結論づけたらしい。いや、お客さんほとんど仮死状態でしたけど。もう理屈じゃなくてシンプルに人間不信か自己評価が低いんだろうね。人々の自発性と忠誠心を喚起し、能動的にパフォーマンスを発揮させるだけの人間的魅力を微塵も保有していないことに絶対的な確信があるようだ。まぁ当たってるけど。
それにしても研修会社経営陣の端くれなんだから、予言の自己成就という概念ぐらい押さえておいて欲しいものだ。自分には人を惹きつける魅力があるという根拠のない楽観的な思い込みをまず持つこと。それが内面の自信と余裕を生み出し、事後的に魅力が備わりを引きつけてしまう。常に現実に先行して自分の思い込みがある。自分には全く自覚がないのに周囲から素敵と口々に言われて、どうやら自分には人間的魅力があるらしい、なんてことにはならない。おそらくそれは宗教の勧誘かマルチ商法に取り込まれているだけだ。
とりあえず馬鹿馬鹿しいし、言葉を尽くして経営陣に再考を求める時間が惜しいので、これまで通り不要不急の事務所出社はあの手この手を使って全力で回避しようと思う。どうせ監視は行き届かないのだ。自分の精神衛生を一番大切にするに限る。東京本社はまた人が辞めそうだなぁ。