計画運休の改善方法について大喜利を始めていた。
そのうち「計画運休の改善方法」についてブログに書こうと思いますが、「ちきりんのブログを読むとすぐに納得してしまい、自分のアタマで考えられなくなるんだよな・・・」という人は、ぜひ(私に洗脳されるまえに)先に考えて自分のブログに書いてみてくださいな。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) September 9, 2019
みんなで考えよう!
自分が考えたのは、災害時特別運賃の設定と、遅延証明書(紙)の有料発行。
一区間につき1000円徴収、定期券利用不可。
紙の遅延証明書は金10000円也。
ご丁寧に領収書つきで出してやる。
医療関係者などはあらかじめ暇な時に特別運賃期間時免責チケットを発行してもらっておく。
国会議員が持ってるやつの民間版だ。
人にお手間をかけるということに、私たちはもっと自覚的になった方がいい。
並ぶことでしか自分の存在意義を発揮できない人、並ばせることでしか自分の権威を示さない人のままごとに、災害時の貴重な人的資源を浪費してやる義理はない。
その無意味なままごとが高くつくようになれば、経営者も流石に考えるだろう。
ちなみに、私は突発的な子どもの発熱という家庭内災害で何度も出張をふいにしたり、アポを延期してもらったり、会議に欠席したりしている。
それでいて、自分のその時その場での不在が致命的に重要だったことは一度もなかった。哀しいけれどそれが現実。商談がご破算になることもなかったし、納品で欠陥が生じることもなかった。ついでに首にもなってなければ評価も下がっていない。
宮根さんが生放送中ついぞ間に合わなかったとしても、番組が砂嵐になることはなかっただろう。
ミスチルのjenがライブ直前に指を負傷して急遽中止になったこともあるが、それですら再起不能になるほどの負債を抱えたわけでもなく今でも元気に演奏している。
その場の有り合わせの資源でなんとか繕えるくらいに我々は優秀な組織を持ち、なんとも繕えなくてもなんとかなる。そしてその分個人の重要度は自覚している程度よりもずいぶん低いのだ。
あの日、通勤が大幅に遅れた、あるいは結局通勤が叶わなかったために生じた経済的損失を各々冷静に勘定してみてほしい。
黙って家にいた方が却ってコストがかかっていないだけマシという馬鹿げた現実が待っているかもしれない。