個人の能力に開きがありすぎると、同じ基準で生産性を語れないという話。
能力の高い人が10分でやれることを、後任の能力低い人が1週間かかる、ということがある。
前者はちょろい作業なのでタダでやるよと言って、
後者はこんな複雑なことは追加料金もらわんとやらん!と激昂する。
お客さんの要求は同じだが、かたや早くてクオリティ高くて無料、かたや遅くてクオリティ低くて有料、というねじれ…。
そして生産性の概念のない経営陣が、「有料」の部分だけ見て高く評価…。
次第に離れる顧客。
下がる売り上げ。
辞める高生産性社員。
他人事として傍観している分にはなかなか滑稽で面白いんだが、当事者として巻き込まれる身としては惨劇以外の何者でもない。