un deux droit

このブログには説明が書かれていません。

家に帰ると新型うつ発症

夕方が憂鬱である。もうすぐ家に帰らなければならない。帰ったらまた夕飯を作り、妻との会話をつつがなくやり抜けなければならない。クリスマスプレゼントはどうするだとか、年末年始はどう過ごすだとか、12月は話し合う話題が多すぎる。世の中から一切のイベントが無くなってほしい。その全てで妻はストレスを感じ暴発の引き金となる。夕方になるとその苦い経験がフラッシュバックしてきて、胃のあたりがムカムカしてくる。


ただ一日を何事もなく終えることも困難で、思わぬところで妻の不評を買い、癇癪を起こす妻に付き合わされる確率がおおよそ60%。癇癪玉に詰める火薬の大半は、妻が仕事でためたストレスや、子どもの騒がしさ、猫の世話の負荷によって構成されている。あとは誰が刺激を与えるかのみ。子どもが被害に遭うこともあるのでそれが不憫である。

子どもたちは「お父さんは怖い」「お父さんはすぐ怒る」と不平不満を気安く述べる。しかし妻のことは決して「怖い」とか「また怒った」と言わない。逆に「お母さんは優しい」としきりに口にする。そういう事を口にするときの子どもたちの目はビー玉のようだ。妻はローコンテクスト人間なので、その発言を額面通りに受け止めて万更でもない様子である。子ども達にそのような緊張感をもたせた暮らしを強いていることを申し訳なく思う。

昨日も2時間ほど口論があった。煮物に時間かけるな、もっと簡素な献立にして他のことに時間を使え、そんな悠長な時間の使い方を共働きでやろうとするな。そんなことを言われた。「これでもいいけど、私はもっとこうしてほしいな」という提案やお願いの言い方をされたら私だって何も憤ることはない。しかし妻が頭ごなしに「どうして〇〇なのだ」「なぜ〇〇しない」とのっけから糾弾調なのが聞くに堪えない。内容はわかったけど、言い方どうにかならないのかと訴えたが棄却。「反論は許さない、あなたには平謝りしか選択肢がない」と平然と言われた。そのくせ私たちの関係は対等だとか、上司部下あるいは母と息子みたいな関係のような話しかけ方をするなと言ってくる。こちらの言い分を何一つ受け止めない人と「対等な関係と思え」と言われてもね。もうこっちの意見はいいから、「あなたの好きなやり方を教えてよ」という投げやりな態度になってしまうよ。

そんなわけで心も体も冷え切っています。妻が寿命を迎えるまで、しばらく冬眠したいです。