un deux droit

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noteデビューしてきた。

勤め先で、11月から紙媒体の広報誌に加えてnoteアカウントの編集長にもなったので、記事を1本書いてきた。

自分が紙WEB両方の媒体について責任者になったのは、文才を認められたからではない。単に私が文章を書き続けることを厭わなかったからだ。

前任者はこれまでしきりに「オウンドメディアを持ちたい」と主張を続けてきて、それが部分的に認められてnoteの法人契約を勝ち取った。しかしいざ好きに記事を投稿していいという段になると、自分で記事を書いたり、記今週のお題「最近読んでるもの」事のもとになる企画を打ったり、社員に執筆の依頼まではするのだが、肝心の公開が一向に進まなかった。ああでもないこうでもないと手直しをしているうちに、なかなか公開の踏ん切りがつかず、そうこうしているうちに下書きがどんどん堆積していった。私も執筆者の一人として記事をいくつか書いたが、未だ公開されないまま塩漬けになっている。

前編集長がなんでそんなにグズグズしていたかというと、結局のところ怖気づいてしまっていたのだ。配られる相手がコントロールできた紙媒体と違って、WEBはどこまでも拡散してゆく。それこそがまさに真骨頂だというのに、いざバンジージャンプの台に足をかけたら腰が抜けてしまったのだ。数々のオウンドメディアを地上から見上げて憧れていたのに、いざ自分がチャレンジしようとすると、最後の一歩が踏み出せない。ただそれだけのことだった。

私はこれまで幾度もはてなブログで生き恥を晒してきたので、記事の公開に躊躇はもはやなかった。けれど、ブログを投稿し始めた最初の頃は、大した文章でもないのに何度も推敲したり、投稿しては消したりを繰り返していたので、こういうのは経験に勝るものはないのだと思う。ブログやっといてよかったぜ。

肝心のnoteの書き心地だが、1行に収まる文字数が少なく、どうにもポエム的になる。はてなブログだと長文を改行もなく続けざまに書き殴れるのだが、noteだとちょっとしたまとまりができるとすぐに改行して、その上1行空けたくなる。勝手に目次ができたり、アカウントなくても「スキ」が貰えたり、記事ごとのアクセス数がわかったりと更新意欲を刺激する仕掛けははてなブログより多い気がするが、自分にはちょっと向いてない。

noteが一定の支持を集めているということは、長い文章を読む・書く体力のない人が増えていることの証左なのかな、とふと思う。みんな本を読もう。

というわけで、最近読んでいる(そして挫折しかかっている)本の紹介。読む面白さと読む苦痛が半々の本。被害者友の会会員募集中です。


今週のお題「最近読んでるもの」