un deux droit

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自我の胃もたれ

音楽をシャッフルして聴いていると、久々にミスチルのHallelujahが流れてくる。懐かしいなぁと思って聞いていたが、徐々に歌詞が聴くに耐えなくなってきて途中で再生を止めた。

「僕の存在が君の無限大の可能性を奪」っても構わないと思える傲慢さがアイタタタという感じなのだ。それほどに、自分の価値に揺るぎない自信を持っている。
昔自分にあって今すっかり無くしてしまった感覚だ。

今やそれどころかどうやったら妻を一度も不快にさせないで済むか、どれだけ存在を感じさせないでいられるか、どうすれば妻の五感を何一つ刺激せず同じ空間で暮らしていけるかということばかり考えて生きている。光を消し、忍足で歩き、汗を拭きガムを噛む。私を日に照らせばそろそろ影が薄くなっているかもしれない。私が死んだ時、妻の心にぽっかりと開く穴などなく、保険金だけ残るのが理想。