un deux droit

このブログには説明が書かれていません。

pretenderがこじ開ける古い思い出

自分には関係ないやとスルーしてきたpretenderを今更聴いてみた。
街で漏れ聞こえる歌詞の断片の印象では、何でこんな未熟な単語を多用するのだろうと思っていたのだが、なるほどこれは聴き手が未成熟だった頃のほろ苦い恋愛未満の経験を描いているのだなと理解。聴き手が各々抱えている、生焼けのまま燻った記憶にアクセスしてくる。私は過去に心を寄せていたある女性のことを思い出さずにこの曲を聴くことは不可能だった。


その女性と出会ったのは大学1年の冬のこと。私の通っていた大学は新歓活動が度を過ぎていて、各種サークルや体育会系の部活のメンバーが二次試験終了後の疲弊しきった高校生を拉致して食事に誘い、「合格した暁には是非うちへ」と青田買いする伝統があった。

この続きはcodocで購入