un deux droit

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ハライチ岩井の結婚報道についての短い考察

ハライチ岩井の結婚報道を昨日見た。37歳男性と19歳女性との結婚だ。法律に反していないとはいえ、年齢差といい、女性側の若さといい、世の婚姻の平均からは大きく逸脱していると言える。

私は報道に触れた当初、些細な違和感と大きな驚きを感じたが、時間が経つとそれはただ平均から逸脱したものを見るとアラートが鳴る脊髄反射みたいなものだということを理解した。

自分もアラフォーに差し掛かりつつある中でようやくわかってきたことなのだが、何年生きたかと精神の成熟は一次関数的には相関しない。50になっても小学生くらい幼稚な人間もいるし、8歳でも驚くほど洞察力の優れた子もいる。人生経験だけは違うというかもしれないけれど、幼稚なフィルターを通してどれだけ世間を眺めたとて何が理解できるということもない。その大半をパチンコと飲酒に費やしていれば得られる洞察は限られるだろう。

そんなわけで他者と婚姻関係を結べるほどの精神的成熟はについては、あまり年齢は当てにならない。現在の私とマル・マル・モリ・モリやっていた芦田愛菜さん(当時6歳)と比べたら芦田愛菜さん(当時6歳)のほうが精神的に成熟しているはずだ。

私は19歳当時結婚できるほど猿から人間に進化できてなかったし、今でもそれは怪しいが、だからといって全人類が19歳時点で結婚に不適格であるという理屈は導けない。けれどもなぜか多くの人が自分の成熟の物差しで、他人の婚姻をとやかく言ってしまう。愚かしくも愉快な現象だ。ただ自分は19歳当時猿でした、そして今もあまりオツムは賢くなっていません、ということを白状するだけなのにね。