博多のラーメンは一周すると結局チェーン店にたどり着く説。豚骨歴が浅いからか、気分で食べたいラーメンが変わることはほとんどない。これまで食べてきたラーメン屋は、うまいからまずいまで一直線上に並んでいて、気分で順位が変動することが無い。うまいものはいつ食ってもうまく、まずいとこはいつでもまずいと感じる。しょうゆみそしおは日によって食べたい店変わるんだけどなんでだろな。
ここは特に本店がうまい。濃い。深い。
隣の女性が、わー!すごい匂い!と言っていたのだが、私はもう鼻がバカになってしまった。一幸舎なんか空調完備されてほぼ無臭だろとすら思っていたのに。高校の修学旅行で、横浜のラーメン博物館に足を踏み入れた時、当時出店していた九州のとんこつラーメン店から漂う異常なまでの豚骨臭に腰が抜ける思いをし、北海道の外には思いもよらない文化や食習慣があるもんだ、という修学旅行でのほぼ唯一の学びを得たのはもう20年近く前の話。人は変わるものだ。