un deux droit

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学習能力の埋めがたい個人差

長女の冬休みの宿題に付き合う。

娘は残念ながら私の学習意欲を引き継がなかったようで、そもそも自分から宿題を片付けようとしないし、やっつけでやるのでケアレスミスが多い。

漢字はそれぞれの部位の形の観察が不十分で、「前」も「黄」も草かんむりで書いていたりする。漢字同士の類似性に関心がなく、細分化して覚えるなどの工夫もせず、「顔」と「頭」と「親」が、どれがどれかわからない。「親」と「新」はどっちもシンだなぁ、「近」はキンだけどシンニョウだなぁ、とか答えのないことをあれこれと思索するのが楽しいというのに。

算数は足し算と引き算を間違えたり、問題文をよく読まないで頓珍漢な答えをしていることが多い。計算能力は問題ないが、発揮する前に躓いている。また、計算が楽になるように簡単なものに置き換えるなどの工夫をせず、めんどくさいと決めてかかっている。一つの答えを導くのにもいろんなやり方があるという事を試さないと、確かめ算ができない。筆算一本槍だとしんどいし間違えやすいケースもあるが、横着した計算方法を編み出せると、横着と正規ルートを見比べて確からしさを高めることができるし、横着ルートの欠陥に気づいてそれがまた他の法則の発見につながる、という面白さに共感してもらえない。

私も娘同様、アニメやマンガばっかり見ていたし、加えてテレビゲームもしていた。でも学校の勉強で躓くことはなかったし、勉強は苦でなく楽しいものだった。個人差って結構あるなあと他人事のように考え、本人の伸びやすい資質のところを頑張って見つけようと思う。