un deux droit

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音信不通

仲良くしていた友人と、急に連絡が取れなくなってしまった。

最後にメッセージが既読になったのは6日前のこと。それまでは何も支障なく他愛のないやりとりを続けてこれたのだが、何の予兆もなく既読がつかなくなった。

気分を害するようなやりとりもあったように思えない。本当に、何でもない会話の途中で突如途絶えたのだ。

携帯を落として連絡手段がなくなったか、はたまた海外旅行にでていて連絡がとれないか、それとも不意に関係を終了したくなったか、あるいは死んでしまったか。いずれにしても、相手から返事がなければ、もう二度と連絡を取ることはできない。親しくしていたとて、いざ連絡手段が奪われてしまえば突如として関係が終了してしまう無慈悲さを味わい、大概の人間関係の儚さを憂いている。

自分が存在すると思っている人との交わりは、思いのほか心もとない基盤の上に佇んでいるのだ。



家を知ってはいるので、どうしても気になるとなれば会いに行けなくはない。ただ、そこで正式に関係の断絶を宣告されてしまうような気がして、あるいは居留守を使われてしまったりして、一目見ることも叶わない可能性が頭をよぎり、怖くて踏み出せずにいる。