un deux droit

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あなたには信仰心が足りないわ

今日も今日とて口喧嘩。あんたが傲慢で鼻につくのは宗教についての教養がないからだ、と妻に言われた。

たしかに無神教と言っても過言ではない。嫌っているわけではないけど、非科学的だなとは思っている。しかし信心深い人も非科学的なものを鵜呑みにしている訳ではない。ある種の擬制として宗教的な教えを取り込んだほうが、日々を心穏やかに過ごせるだろうということで服用しているのだと最近は思うようになった。というわけで、早速図書館で聖書を借りてくる(この辺がいかにも信心深くない)。

まずは旧約聖書の創世記から。アダムとイヴの子供の子供の子供の子供、みたいな話が延々と続くあたりが、昔読んだ古事記に似てるなという印象。古事記が旧約聖書を下敷きにしたのか?それとも、世界の始まりなんて話を書かせたらだいたいおんなじような着地点になるのだろうか。

めくって数ページでチグリス・ユーフラテス川が出てきて、おお、聖書に書いてある川なんだなとちょっとテンション上がる。古事記にもエヒメ(愛媛)が出てきて、めちゃ由緒ある地名やんと心躍ったことを思い出す。そしてすぐノアの方舟。主が生命作ってからノアの一団以外全滅させるまでのページ数の短さたるや(実際は何千年も経ってる記述があるけど)。断片的な知識が一つ一つ回収されていくのが楽しく、読み進めていけそう。最初の目的である謙虚さの獲得につながるのかは不明。